マラソンや駅伝で好記録を生み出しているスポーツ用品メーカー、ナイキの“厚底シューズ”。 「履くか、履かないか…」 「靴の力か、選手の力か…」 「規制すべきか、否か…」 さまざまな議論が湧き起こりました。 この“厚底シューズ”について、国際競技団体の世界陸連は、1月31日、全面禁止とすることを見送り、そのうえで「さらなる技術開発を防ぐため今後、靴底の厚さを4センチ以下とする」などと規定を改正しました。ひとまず、現在市販されている厚底シューズは東京オリンピックでも使えることになりました。しかし、この規定ができたことで波紋が広がっています。 (スポーツニュース部 記者 佐藤滋・本間由紀則・国武希美 スポーツ情報番組部 ディレクター 伊藤大志) 「新しい技術が、選手のパフォーマンスにアドバンテージを与える可能性があり、スポーツの高潔性が技術によって脅かされている」 世界陸連は1月31日、“厚底シュ