海外男子メジャー「全米プロゴルフ選手権」を制したロリー・マキロイは、闇夜に包まれた最終18番グリーンで、1組前を回り、僅差の優勝争いを演じたフィル・ミケルソンとリッキー・ファウラーに何度も感謝の言葉を贈った。彼らが最終ホールで示した、スポーツマンシップに対してだ。 雨 激しい優勝争い 2014「全米プロ」フォトギャラリー 豪雨による中断が響き、最終組のマキロイがスタートしたのは午後4時19分。後続に2打差のリードをつけたマキロイが17番を終えたころには夕闇に包まれ、その濃さは刻々と増していく。終盤は1打を争うミスの許されない展開となっただけに、進行が遅れ、日没サスペンデッドを覚悟した大会関係者も少なくなかった。 前のホールで後続との差を2ストロークに広げた最終組のマキロイが18番(パー5)のティグラウンドに上がった時、1組前のファウラーとミケルソンはまだティショットを打つ前だった。マキロ