山本哲士のパブリックブログ講義 知の転換。 場所政治、場所ホスピタリティ、場所経済を考え設計する。 ホスピタリティ資本構成。文化資本・場所資本の資本経済探究。 <対的なもの>とは、いうまでもなく、恋愛が典型であるが、その基本は、相手を無条件にすべて受け入れること。 しかし、それは自己意識においてではなく、非自己として。 自己意識は、個人幻想ないし自己幻想のことで、それは対的ではない。 つまり、本質的に、対幻想は「非自己と非自己」との共有幻想になる。自己意識では統御不可能な状態にまで至りうる。 そのとき、対的なものが崩壊しないように、対幻想を社会規制からも守るように働くことを、わたしは<対関係>と概念化した。 二人のために、対関係を持って、共同的な者や個人的なものとのバランスをはかる作用だ。 対幻想自体には、規制が効かない。惚れあった同士に、親や周囲が何を言っても聞かない状態になるのは、そう