小樽高等商業学校 小樽高商軍事教練事件(おたるこうしょうぐんじきょうれんじけん)は、1925年(大正14年)に北海道の小樽高等商業学校(現在の小樽商科大学の前身)で起きた軍事教練反対事件。 概要[編集] 1925年(大正14年)10月15日、小樽高等商業学校で配属将校鈴木平一郎少佐の引率の下で野外演習が行われたが、そのときの演習想定が問題となった[1]。 10月15日午前6時、天狗山を震源とする大地震が発生し、札幌および小樽の家屋はほとんど倒壊、各地で発生した火災は西風に煽られて勢いを増している。 無政府主義者団は不逞鮮人を扇動して暴動が発生、小樽在郷軍人団はこれと格闘して東方に撃退するも、暴徒は潮見台高地に拠って激しく抵抗し、在郷軍人団の追撃は一頓挫するに至った。 小樽高商生徒隊は午前9時校庭に集合して支隊を編成、在郷軍人団と協力して暴徒を殲滅することになった。 この想定は関東大震災にお