幸福というのは多分に機嫌に影響を受けています。死ぬまで機嫌がいい人生を生きることができたとするなら、それは幸福な人生と言えるのではないでしょうか。そのぐらい幸福に関係のある機嫌ですが、機嫌のコントロール方法はあまり知られていません。機嫌は不思議なもので直接手を突っ込もうとすると余計にこんがらがります。 機嫌を調べると、「愉快や不快という感情」と辞書には書かれています。それはそういう定義なのでしょうが、でも実際の問題としては一体どこに機嫌の起点があるのかが気になります。その起点がわかれば完全ではなくても機嫌をコントロールすることが可能だからです。 私が行っていた競技は陸上競技でしたが、機嫌が大きく影響する競技でした。特に試合の時に自分自身を最も良い状態に持って行くために機嫌のコントロールが必要でした。ただ愉快な状態でもなく、妙に神妙な状態でもなく、淡々とした静かだけれども気分がいい状態が私に