イランの国連代表部は13日夜(日本時間14日午前)、X(ツイッター)への投稿で、イランによるイスラエルへの軍事行動について、在シリアのイラン外交施設への攻撃に対する報復だとし、「問題はこれで終わったものと考える」と言及した。イスラエル領への攻撃は今回の一度限りと示唆した形だ。 ただ、イラン国連代表部は同じ投稿で「イスラエルが再び過ちを犯せば、イランの対応はかなり厳しいものになるだろう」と警告。「これはイランとイスラエルの対立であり、米国は距離を置かなければならない」と介入をけん制した。
イランの国連代表部は13日夜(日本時間14日午前)、X(ツイッター)への投稿で、イランによるイスラエルへの軍事行動について、在シリアのイラン外交施設への攻撃に対する報復だとし、「問題はこれで終わったものと考える」と言及した。イスラエル領への攻撃は今回の一度限りと示唆した形だ。 ただ、イラン国連代表部は同じ投稿で「イスラエルが再び過ちを犯せば、イランの対応はかなり厳しいものになるだろう」と警告。「これはイランとイスラエルの対立であり、米国は距離を置かなければならない」と介入をけん制した。
(CNN) 過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)は4日、イラン南東部の都市ケルマンで前日に発生した連続爆発の犯行声明を出した。 爆発はイラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官が埋葬されている墓地周辺で2回発生した。国営イラン通信IRNAによると、少なくとも84人が死亡、284人が負傷。1979年のイラン革命以来、最も犠牲者の多い事件となった。当日は4年前に米軍に殺害されたソレイマニ氏の命日で、多くの人が追悼で墓地を訪れていた。 ISISは爆発から24時間以上たってから出した声明で、実行者2人が爆薬を詰め込んだベストを起爆させて自爆したと主張した。 実行者2人の氏名も挙げ、ソレイマニ氏の墓の近くにいた「多神教者」の集会を標的にしたとも述べた。ISISはイランで多数派を占めるイスラム教シーア派を異教とみなし、以前からその寺院や聖地を標的にしている。 ISISはこれ以上
イスラム組織ハマスによるイスラエルへの大規模攻撃についてイランの精鋭部隊の関係者はNHKの取材に対し、「技術移転によってミサイルや無人機を自分たちで作れるよう後押ししてきた」と述べ、イランによる支援の成果だと誇示しました。 イランの精鋭部隊、革命防衛隊で周辺国での作戦に関わってきた元司令官のキャナニモガダム氏は10日、首都テヘランでNHKの取材に応じました。 革命防衛隊がハマスに対して行ってきた軍事支援については「ガザ地区は完全に閉じられていて、どんな兵器やミサイル、それに、兵士も送れない」としながらも、「サイバー空間などを通じた技術移転や財政支援によって、彼らがミサイルや無人機を自分たちで作れるように後押ししてきた」と説明しました。 そのうえで、今回のハマスによる大規模攻撃について「これまでと異なり、高性能の無人機や防空システムをくぐり抜けるロケット弾が使われている。われわれの支援が間違
英仏独首脳が一斉非難 ハマスの攻撃、イランは支持 2023年10月07日20時52分配信 【パリ、イスタンブール時事】英国、フランス、ドイツの欧州各国首脳は7日、イスラム組織ハマスによる対イスラエル攻撃で多数の死傷者が出たことを受け、「テロだ」などと一斉に非難した。 米、「テロ」とハマス非難 イスラエルとの連携確認 スナク英首相はX(旧ツイッター)に「衝撃を受けた。イスラエルには防衛の権利がある」と投稿。マクロン仏大統領は「テロ攻撃を強く非難し、犠牲者と遺族に連帯を表明する」と述べた。ショルツ独首相は「恐ろしい知らせが届いた。ハマスを非難し、イスラエルを支持する」と強調した。 一方、イランのメディアによると、同国の最高指導者ハメネイ師の顧問は「パレスチナの戦士たちを祝福する」と語り、「パレスチナとエルサレムの解放」が実現するまで攻撃を全面的に支持する考えを明らかにした。 トルコのエルドアン
ハルキウ州の前線に米国製の対戦車ミサイル「ジャベリン」を持ち込むウクライナ軍兵士/John Moore/Getty Images (CNN) ロシアがウクライナの戦場に取り残された欧米供与の兵器の一部を回収し、イランへ送っていることが11日までにわかった。この問題に通じる4人の関係筋がCNNに明らかにした。 これら兵器を受け取ったイランは分解して構造や仕様、動作などを分析し、似通っている独自の兵器を製造しているともみている。 ただ、イランがこれら作業で成果を得ているのかどうかは不明。ただ、過去の事例を見た場合、同国は米国の装備品を下敷きにした兵器開発に高い技量を見せつけてきたという。 米国や北大西洋条約機構(NATO)などの当局者は過去1年、ロシア軍が小型で歩兵が携行可能な装備品を入手した複数の事例を把握。対戦車ミサイル「ジャベリン」や対空ミサイル「スティンガー」などが含まれる。 関係筋に
ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに対し、イランが無人機を供与していると指摘されていることをめぐり、これまで一貫して否定してきたイラン政府が一転侵攻が始まる数か月前に供与したとして、無人機の供与を初めて認めました。 ロシアがことし9月からウクライナ各地で攻撃に使っている無人機をめぐっては、ウクライナや欧米はイランが供与しているとして非難し、アメリカやEUなどがイラン側に制裁を科す措置に踏み切っています。 これに対し、イラン側は「ウクライナでの戦争に使うための無人機は供与していない」などとして一貫して否定してきました。 しかし、国営通信によりますと、アブドラヒアン外相は5日、首都テヘランで記者団に対し「ウクライナの戦争の数か月前に、限られた数の無人機をロシアに供与した」と述べ、初めて供与を認めました。 そのうえで「ロシアがウクライナでイラン製の無人機を使った証拠があれば、提供してもらうこと
(CNN) イランの首都テヘランで9月に16歳の少女が死亡した事件をめぐり、治安当局が8人を逮捕した。イラン政府系メディアが4日に伝えた。 BBCペルシャ語放送によると、16歳のニカ・シャクラミさんは行方が分からなくなってから10日後に、テヘラン市内の拘置所の遺体安置所で見つかった。 シャクラミさんのおばが9月30日、BBCに語ったところによると、シャクラミさんは現地時間の同月20日午後5時ごろ自宅を出て、同7時ごろまではおばと連絡を取り合っていた。 友人がおばに語ったところでは、シャクラミさんは頭髪を覆っていた自分のスカーフを燃やす様子をインスタグラムに投稿し、治安要員に尾行されていると訴えていたという。 その後、家族とシャクラミさんの連絡が途絶え、10日後に家族が拘置所の遺体安置所で遺体を確認した。 「私たちが身元確認に行ったときは、彼女の体は見せてもらえず、顔だけをほんの数秒、見せら
パキスタンの核開発で中心的な役割を果たし、核の技術を北朝鮮やイランなどに拡散させた、科学者のアブドゥル・カディール・カーン博士が、10日、死去しました。85歳でした。 カーン博士は1936年に当時イギリスの植民地だったインドのイスラム教徒の家庭に生まれ、その後、独立後のパキスタンに移住して大学を卒業したあと、ヨーロッパで学びました。 1970年代にオランダのウラン濃縮工場に勤務していたときに、ウラン濃縮に必要な資材や購入先のリストなどの機密情報を入手したとされます。 その後、パキスタンの核兵器の開発計画に加わって1998年に核実験を成功させ「原爆の父」と呼ばれて国民的英雄となりました。 一方、2004年、北朝鮮やイランなどに核技術を提供した、いわゆる「核の闇市場」に中心的に関わっていたことが発覚し、国際社会から厳しい批判を受けました。 国営テレビなど複数の地元メディアは、カーン博士が現地時
アメリカの有力紙は、トランプ大統領が国際的な合意に違反し、核開発を続けていると指摘されたイランの核施設への攻撃などの対応策を提示するよう求めたものの、大規模な衝突に発展する可能性があるとして、ペンス副大統領らから反対されたと伝えました。 イランの核開発をめぐっては、IAEA=国際原子力機関が11月まとめた報告書で、低濃縮ウランが核合意に定められている量の12倍以上に達しているなどとして、依然として合意に違反する活動が続いていると指摘しました。 有力紙ニューヨーク・タイムズは16日、トランプ大統領が12日に報告を受けたあと、イラン国内の核施設への攻撃など、今後数週間以内にとるべき対応策を提示するよう求めたと伝えました。 これに対してペンス副大統領やポンペイオ国務長官ら政権幹部は「イランの核施設への軍事攻撃は今後大規模な衝突に発展する可能性がある」として、反対する意見を述べたということです。
イランの国営メディアは、シリア上空を飛行中だったイランの旅客機に戦闘機が接近し、衝突を避けようとした結果、複数の乗客がけがをしたと伝えました。 これについて、アメリカ中央軍は、アメリカ軍などが駐留する基地の兵士らの安全を守るため、接近したことを認めました。 イランの国営メディアは23日、イランのマハン航空の旅客機が首都テヘランからレバノンのベイルートに向かっていたところ、シリア上空で戦闘機が接近してきたと伝えました。 戦闘機が挑発的で危険な行動をとったためパイロットが衝突を避けようと高度を下げた結果、複数の乗客が軽いけがをしたとしていて、ベイルートに到着後、病院に搬送されたということです。 これについて、中東地域を管轄するアメリカ中央軍は23日、声明を出し、空軍のF15戦闘機がイランの旅客機からおよそ1キロの距離に接近したことを認めました。 理由について、旅客機が飛行していたのが、アメリカ
黒枠のラベルは、コンテンツホルダー自身が付与したものです。グレー枠のラベルは本文解析で自動付与されたものです。 【テヘラン共同】国営イラン通信によると、中部イスファハンの発電所で19日、爆発が起きた。発電所関係者の話として伝えた。老朽化した変圧器の不具合が原因とされ、けが人はいないという。イランでは6月下旬以降、軍事や核関連、発電所など重要施設で爆発や火災が相次いでいる。 同通信によると、電力供給に支障は出ていないという。 イラン核開発の中核を担う中部ナタンズの核関連施設では7月2日に火災が発生、ウラン濃縮に使う高性能の遠心分離機の開発や組み立てを行う建物が損壊。関係筋によると、当局は破壊活動とほぼ断定、イスラエルなど敵対勢力が関与した疑いがあるとみている。
イランの首都テヘランにあるオフィスビル前で、来館者の手にアルコールを吹きかける男性(2020年3月4日撮影)。(c)AFP/ATTA KENARE 【3月10日 AFP】(写真追加)イランで、アルコールを摂取すれば新型コロナウイルス感染症の治療の一助になるとうわさされた後、メタノール中毒により27人が死亡した。国営イラン通信(IRNA)が9日、報じた。 【関連記事】酒代わりに入浴剤摂取、71人死亡 ロシア IRNAによると、南西部のフゼスタン(Khuzestan)州で20人、北部のアルボルズ(Alborz)州で7人が、密造酒を飲んだ後に死亡したという。 フゼスタン州の州都アフワズ(Ahvaz)にあるジュンディーシャープール(Jundishapur)医科大学は、中毒症状を示した218人が入院したと発表。中毒が発生したのは「アルコールを飲めばコロナウイルス感染症の治療に効果があり得るとのうわさ
イランの副大統領が、新型コロナウイルスに感染したと国営通信が伝えました。副大統領は、26日にロウハニ大統領らが参加する閣議に出席していたことが確認されていて、政権幹部に感染が広がることを懸念する声もあがっています。 さらなる感染拡大が懸念される中、イランの国営通信はエブテカール副大統領が新型コロナウイルスに感染したと伝えました。大統領府のホームページには、エブテカール副大統領が26日の閣議に出席している写真が掲載されていますが、ロウハニ大統領とは2メートルほどの距離に座っていて、マスクはつけていません。 イランでは保健省の次官も新型コロナウイルスへの感染が確認されていて、政権幹部に感染が広がることを懸念する声もあがっています。 エブテカール副大統領は、1979年11月に起きたアメリカ大使館占拠事件の際、広報担当として、連日、学生側の主張を世界各国に発信した女性として知られています。
新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されているイランでは、新たに3人の死亡が確認され、死者の数はこれまでに15人に上っています。また24日に国内外のメディアを前に記者会見を開いたイラン保健省の次官自身も感染していたことがわかりました。 感染の疑いがある人はイラン全体でおよそ900人に上るということです。 また保健省の報道官は、24日に国内外のメディアを前に記者会見を開いていたハリルチ次官が新型コロナウイルスに感染していたことが確認されたと明らかにしました。この場には大統領府のラビー報道官が同席していたほか、国内外のメディアの記者やカメラマンなど40人がいました。 一方、ウイルスへの感染が多く報告されている中部のコム州はイスラム教シーア派の聖地として知られていますが、国営通信によりますと感染拡大を防ぐため集団礼拝を禁止する措置がとられたということです。 ただ感染者数や死者数をめぐっては情報が錯
1月8日、イランの首都テヘランで、ウクライナ民間機が撃墜される大事件が起きました。当初、イランは旅客機側の技術的なトラブルだったと主張していましたが、1月11日には一転して「誤射による撃墜」と認めました。 その誤射をしたのは、革命防衛隊航空宇宙軍でした。事件後、現場で撮影された写真に革命防衛隊が保有するロシア製地対空ミサイルの一部が写っていたり、撃墜時に偶然撮影された映像が流出したりしたことで、ごまかしきれなくなったからでしょう。 しかし、当初ごまかそうとしていたことに、イラン国内でも批判の声が出ています。テヘランの大学では政府批判のデモも発生しました。イランでは2019年11月にも政府批判のデモが発生していて、弾圧の過程で1500人もの参加者が治安部隊に射殺されたといわれていますが、今回はどうなるか注目されています。 テヘランで行われたウクライナ機墜落抗議デモ(2020年1月11日) ©
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