やはり〝あの男〟の一軍昇格を早めるしか手立てはないのか――。阪神は2日のロッテ戦(ZOZO)に1―0で辛勝し泥沼の連敗は5でストップ。先発の才木が6安打無四死球完封の力投で、11連勝中と波に乗るマリン打線をシャットアウトした。しかし、チーム最大の課題である貧打の解消にはまだ至っておらず、成績不振で二軍調整を余儀なくされている主砲・佐藤輝明内野手(25)の一軍待望論がチーム内外で噴出し始めている。その中で球団OBの間でも見解は真っ二つに割れているが、果たして…。 虎打線の貧打は深刻のままだ。この日、スコアボードに記された得点は、1番打者として起用された森下の初回先頭打者6号アーチによる1点のみ。究極のスミ1勝利と呼べば聞こえもいいが、打線は2回以降、散発2安打とほぼ完全沈黙。相手左腕・メルセデスの攻略に苦戦し、熱投を続ける才木に追加点をプレゼントすることはできなかった。 直近10戦合計でチー