桑名翔太 | アーキトリップ@建築 @architrip_ 設計事務所の裏側や本音を発信中 | 住宅設計のあれこれ | アーキトリップ建築設計事務所 | 福島・東京・広島の3拠点で活動 | 住宅・店舗建築設計 | リノベーション | architrip.net
東京都世田谷区の住宅地の一角にあり、一時建て壊しの危機にも瀕していた築136年の2階建て洋館が、漫画家の山下和美さんらの尽力で保存され、ギャラリーやカフェを備えた「旧尾崎テオドラ邸」として3月1日、オープンすることになりました。漫画文化の発信拠点になります。2月8日、同邸で山下和美さんらが記者発表して明らかにしました。 保存活動にかかわり、記者発表に集まった漫画家。左から三田紀房、高橋のぼる、高橋留美子、山下和美、笹生那実、新田たつお、福本伸行の各氏 元は六本木交差点そばの洋館 発表によると、この建物はもともと明治21年(1888年)、現在の東京・六本木交差点のそば、現在の「アマンド」の裏あたりに男爵の尾崎三良(1842-1918)が建てた洋館でした。イギリスに留学した尾崎三良が現地女性と結婚。そこで生まれた娘、テオドラ(1870-1932)がのちに日本で暮らすことになり、彼女のために建て
能登半島地震で震度6強の揺れを観測した石川県輪島市。市の中心部では鉄筋コンクリート(RC)造の7階建てビルが転倒、近隣に立っていた木造3階建ての店舗兼住宅を押しつぶすという、極めて異例な被害が出た。建築の研究者が現地入りして状況確認を行っているが、転倒メカニズムはまだ明らかになっていない。日経クロステックの取材班は2024年1月5日に現地を取材し、転倒の原因を探った。 転倒したのは、漆器の製造販売を営む企業のビルだ。この企業のWebサイトによると、大正期に創業し、業容拡大を受けて1972年に法人登記、同年に工場兼店舗として地下1階・地上7階建てのこのビルを建設した。地下部分については「現在埋設」との記載があった。 現場は輪島市河井町の河井小学校前交差点近く。敷地付近では幹線道路の国道249号が東西方向に走っており、ビル南側が国道に面していた。転倒方向は東側で、国道へ倒れ込む事態だけは免れた
畳の上にちゃぶ台を置けば、6畳間はダイニングへ 日本の住宅の照明は、部屋のすみずみまで均一に照らすものが久しく好まれてきた。天井の真ん中に鎮座する巨大なシーリングライトがその象徴である。 いわゆる高級マンションを除けば、賃貸物件の照明はいまも天井の真ん中に取りつけるものが一般的だ。シーリング(ローゼット)と呼ばれる照明器具の取付口が天井面にすでにあり、賃借人はその金具を目がけて好みの照明をセットする。 嫌なら使わなければよいのだが、ありがたく使わせてもらっている人が大半だろう。借家歴30年の私も、使わなかったことは一度もない。 部屋のすみずみまで均一に照らすあかりは、「部屋の用途を規定しない」という昔ながらの暮らし方にも都合がよかった。 部屋の用途とは、部屋で何をするのかという主な利用目的のことだ。現代における部屋の用途は平面図を広げればすぐに分かる。キッチン、ダイニング、主寝室……部屋の
自見英子万博担当相は8日の衆院内閣委員会で、2025年大阪・関西万博で350億円かけて建設される木造建築物「大屋根(リング)」について、「夏の暑い時期に開催される。日よけの熱中症対策として大きな役割を果たす」と述べ、必要性を強調した。 リングは1周約2キロで、23年6月に建設が始まった。完成すれば世界最大級の木造建築物となるが、巨額の費用を要することに批判も出ている。 自見氏はリングについて「万博の理念を示す大きなシンボルだ」と説明した上で、リングの下は来場者の日よけ、雨よけのスペースになると指摘。「万博を担当する大臣として1日20万人をお迎えする責任がある。当然必要だし、国民にとって必要だ」と答弁した。 立憲民主党の中谷一馬氏は「国民は円安・物価高に苦しんでいる。その中で350億円のリングは、みんな納得できない」と批判した。【池田直】
大阪万博の解決策を書くつもりで連載中のこのブログですが、毎日毎日、次々と新しい情報というかネタ、お笑い草が報道されて、一向に本題が進みません。本日は、こんなニュースをキャッチしましたよ。 万博建設費「金額出れば精査する」 2300億円案 大阪・吉村知事:朝日新聞デジタル 2025年開催の大阪・関西万博の会場建設費をめぐり、日本国際博覧会協会(万博協会)が約450億円増の2300億円程度の上ぶれを見積もっていることについて、大阪府の吉村洋文知事は25日、「協会から正式…www.asahi.com 万博の2300億円を超えてくることが確実で、それを吉村知事が精査するそうです。そうかあ、精査するのかあ、できるんかいな。建築工事でゼネコンが出してきた見積を素人の施主が精査する、なんて聞いたことがないんですけどね。普通は、設計事務所が施主の委任を受けて精査する(適正かどうか、数量や単価が合っているか
平成27年9月10日、集中豪雨によって 茨城県鬼怒川の堤防が決壊しました。 共同通信社HPより この濁流に巻き込まれた一軒の家がありました。 建物に残された、妻と2人の子ども。 その家のご主人が堤防の決壊を知り、 あわてて帰宅しようとした時には、すでに 家には近づけないような状況だったといいます。 ご主人は電話で、家族に対して、 「救助が来るまで家にいなさい」 と伝えたそうです。 東日本大震災をきっかけに、 地震や災害に強い家を…と 考えて建てた自分の家を、 もはや信じるしかないという状況です。 やがて救助のヘリが来て、 ご家族は助け出されました。 この災害で、濁流の中にあってただ一軒、 流されることなく耐えた家が話題となりました。 「奇跡の白い家」などと呼ばれ、 ヘーベルハウスの頑丈さが、 改めて知れ渡った出来事でした。 ただ耐えただけではありません。 住人と一緒に上流から流されてきた家
【なにここ日本やん】バルカン半島の”あの国"に行ったら街並みが日本そっくり!! - 「江戸時代の宿場町」「太秦映画村かと」と驚きの声続々! ヨーロッパ南東部のバルカン半島にあるコソボという国をご存知でしょうか? 1990年代後半に起きた「コソボ紛争」などで知られる国ですが、あまり馴染みがない方も多いと思います。 しかし、実際に見てみると……えっ、めっちゃ既視感ある!! 「な、なにここ日本やん」ってほんとに呟いちゃったこの街、まさかのコソボ。 懐かしさを感じざるを得ない木造建築が建ち並ぶ素敵なジャコヴァ いかにも「観光地〜!」ではないからこそ良い。人が穏やかで超フレンドリーでゆったりな町でした。 (@mitsuki_tabiより引用) (@mitsuki_tabiより引用) ツイッターユーザー「みつき 世界一周(@mitsuki_tabi)」さんが投稿したのは、コソボにある「ジャコヴァ」とい
トルコ・イスタンブールで一般公開された「地下宮殿(バシリカ・シスタン)」の名で知られる貯水槽(2022年7月26日撮影)。(c)Yasin AKGUL / AFP 【8月6日 AFP】国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産に登録されているトルコ・イスタンブール歴史地域で、「地下宮殿(バシリカ・シスタン、Basilica Cistern)」の名で知られる貯水槽の一般公開が再開された。 この貯水槽は、紀元542年に東ローマ帝国の皇帝ユスティニアヌス1世(Justinian the Great)によって建設された。5年の改修を経て、音と光の演出を楽しみながら涼を味わえる空間となった。 ユスティニアヌス1世の時代に首都だったこの街には、ローマ時代からオスマン帝国時代にかけて建設された貯水槽が100か所以上存在した。(c)AFP
韓国で国の予算執行を検査する監査院は、約20年かけた修復工事が今月に完成した百済時代末期(7世紀)の寺院跡、弥勒寺址(し)の「西の石塔」(高さ約14・5メートル)について「原型通りに修復されず、安全性の検討も正しく行われていない」とする報告書を発表した。所管の文化財庁は釈明に追われ、韓国内で「ありえないことだ」と批判が起きている。 「西の石塔」は百済の都だった扶余から南へ約30キロにある寺院遺跡、弥勒寺址にあり「韓国最古の石塔」として国宝に指定されている。日本統治時代に補強されたコンクリートの傷みが激しくなったことから、2001年から約230億ウォン(約23億円)かけて大規模な解体修理工事が行われ、日本の古代史ファンの関心も集めていた。 報告書によると、修復過程で構造安定性が十分検討されないまま設計変更が行われ、当時の石材と新たに持ち込んだ石材を混ぜて積むなどした結果、元の姿と輪郭などが異
賃貸アパート大手のレオパレス21が、施工不良が発覚した外壁の改修工事を回避する方向で検討していることが28日、分かった。925棟で耐火や防火に関する国の認定に合わない不備が発覚したが、安全性は確保されているとして、工事をせずに認定を取得したい考え。国は耐火や防火試験の結果などを踏まえ、申請内容に問題がなければ認定を出す。 ただ、同社に対する信頼は低下しており、物件所有者からの反発は必至だ。 レオパレスは外壁の内側に金属製の部材を設置する国認定の仕様で施工するとしていたが、実際は発泡ウレタンを使っていた。現状では建築基準法に触れるものの、新たに認定を取るため申請を出すこと自体は可能だ。同社は過去に実施した発泡ウレタンを使った試験結果などから認定を取る余地があるとみているが、取得できなければ建て替えも検討する。 同社は施工不良問題を調べる外部調査委員会を27日付で設置。3月18日をめどに中間報
今回の地震ではブロック塀が道路側に倒れ、9歳の女の子が死亡しました。 これについて、地震によるブロック塀の被害に詳しい専門家は今回倒れた小学校のプールの周りにあるブロック塀は、高さが非常に高く、補強用の壁もつけられていないと見られることなどから、「法令で定められた作り方で設置されていなかった可能性がある」と指摘しています。 そのうえで、今回の地震で倒壊した小学校のプールの周辺のブロック塀について、「映像で見るかぎりは、塀の高さが非常に高いうえ、倒壊を防ぐために基礎と塀を固定する『控壁』も設置されていないように見える。建築基準法の施行令で定められた作り方で設置されていなかった可能性がある」と指摘しています。 さらに、「ブロック塀は倒壊すると、重さが数トンに達して非常に危険なうえ、今回の地震は通勤や通学の時間と重なったため、タイミングも非常に悪く、大きな被害につながったのではないか」と話してい
政治と経済 Bakhchysaray Palace in occupied Crimea under threat from "renovation"
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