携帯電話大手KDDIの大規模通信障害について総務省は3日、「厳重注意」の行政指導をした。過去最大規模となった事案を重く見て、通信障害としては初めて大臣名の指導文書を示す異例の対応を取った。 【写真】KDDI一律200円返金、社長「かなり悩んだ」 発端は人為的ミス 金子恭之総務相がこの日、KDDIの高橋誠社長に文書を手渡した。今回は電気通信事業法上の「重大な事故」に該当するとして、再発防止の徹底などを求める。 通信障害は7月2日午前1時35分に発生した。4日午後3時まで約61時間以上続き、音声通話で約2316万人、データ通信で775万人以上の延べ3091万人以上が影響を受けた。 高橋社長は「今回起こしてしまったのは非常に大きな障害だった。障害をゼロにするのは難しいが、限りなくゼロに近づけていけるようにしっかりと引き締めていきたい」と述べた。 昨年10月のNTTドコモの通信障害でも、再発防止を
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