カプセルは初期の構想段階では複雑な構造をしていたが、単純化により最終的にシンプルな立方体となった[82]。カプセル本体は軽量鉄骨の全溶接トラス箱であり、各トラス面は平面治具で組み立てられ改造したコンテナ用治具で固定し溶接作業を行った[83]。外板は、ボンデ処理鋼板にリブ補強したパネルの組み合わせである[83]。加工後に防錆塗装の焼き付けと、耐火と断熱のため石綿のケニテックスが主構造は45mm以上、外板部は30mm以上吹き付けられた[83][84]。 カプセルとシャフトは別工場で作られたため、接合の精度には注意がなされている[83]。特にカプセルは全数検査が行われ、構造部24ヶ所、ジョイント部9ヶ所、外板6ヶ所、入り口周りの6ヶ所が点検箇所とされた[83]。それぞれの公差は、構造体部分で0~3mm以内、ジョイント部では±1mm以内である[83]。その他にも、内装、外装、装備類について工場搬出