なんと本ブログ映画にわかの独占記事である。これはすごいことだ。ユーロスペース映画『1%er ワンパーセンター』上映中止問題の全貌が読めるのは映画にわかだけ! ぜんぜん嬉しくない。なぜならこの問題の詳細がおそらく俺のブログでしか読めないのは有名な映画雑誌が仔細に検討して記事にするとは到底思えないからだ。何事にも歴史はある。映画の上映が抗議によって中止された最近の例として、まぁバカな右翼による『アンブロークン』上映阻止運動にまで遡ってもいいが、その類似性からいって新宿ケイズシネマやヒューマントラストシネマ有楽町ほかで予定されていたキム・ギドク監督作特集上映の中止にプロローグ的に触れておきたい。 キム・ギドクといえば世界三大映画祭で最高賞を受賞するなどゼロ年代にパク・チャヌク、ポン・ジュノ、イ・チャンドンなどと並んで韓国映画のレベルの高さを世界に見せつけた監督であった。しかし2017年以降、その