特定の目的を実現するため、インターネット上で支援を募る「クラウドファンディング(CF)」を利用する動きが農業分野でも広がってきた。個人で始めることもでき販路や災害復旧の資金などの確保につながる半面、支援者獲得のため交流サイト(SNS)で周知したり、独自に動画を制作してPRしたりしなければならないなどクリアすべきポイントも多い。 トマト売り出すぞ 福井農林高 目標70万円、15日まで 【ふくい】自分たちの手でブランドトマトを作りたい──。福井県立福井農林高校(福井市)のトマト研究グループは、大玉トマトの独自ブランド開発を目指し、CFで資金を募っている。専門家から指導を受ける費用や酸度計などの機材費、宣伝費に充てるため、目標金額を70万円と設定。期限は15日まで。 アイメック農法を生かした高糖度ミニトマトを栽培する同校は、「の~りんのあま姫」のブランド名で販売。昨年からポット栽培による大玉生産