任天堂のゲーム機「Wii」は、最速で2,000万台の出荷を達成した。その成功の秘訣は、任天堂自身が説明するように、まず最初にカジュアルゲーマー層をターゲットにしたことにある。ハードウェアゲーマーにアピールして、それから周辺のカジュアル層に広げるという従来のゲーム機の定石を崩した。定石通りに展開していたXbox 360は、1年先行していたにもかかわらず、Wiiが2,000万台に達した昨年(2007年)末の時点で1,770万台と、出荷台数でWiiに抜き去られてしまった。 しかし、おそらく任天堂の首脳部は、この成功を手放しでは喜んでいないだろう。どころか、危機感を持っているかもしれない。なぜなら、Wii戦略の第2ステップに当たる、Wiiにユーザーを定着させる部分が、明らかに追いついていないからだ。 Wiiは直観的な操作のコントローラという、わかりやすさと期待感で、新しいユーザーを引き込むことに成
昔からPCを使っている読者は「もうWindowsの話、OSの話はいいよ。飽きた。OSでは何も変わらないよ」と飽き飽きしているかもしれない。一方、ここ数年にPCを使い始めた読者は、OSのアップグレードといってもそんなに大事なことだとは最初から考えていない可能性もある。Windowsのメジャーアップデートは2007年1月のWindows Vistaがあったが、その前となると2001年のWindows XPまで遡らなければならない。'90年代に頻繁なOSのアップデートを経験した世代とは、ベースとなる体験が全く異なる。 ●やっと始まるPCプラットフォームの前進 もっとも、そうした事情がなくとも、ここ数週間のWindows Vista SP1の話題には、少々食傷気味という読者も少なくないかもしれない。筆者も今回のコラムのスタート地点を、Vista SP1のリリースにするのはどうか? と多少悩んだ。
MacBookの発売は、2005年1月のMac mini発売時を超える注目をAppleのコンピュータに集めた。Intelプロセッサの採用、BootCampの発表、それに実用的な速度で動作する仮想PCエミュレータの登場などの話題が提供された後のMacBookの発売は、絶妙のタイミングだった。 MacBookという製品そのものも、確かにコストパフォーマンスと機能性の両面で優れた側面を持つ製品だが、それ以上にタイミングにも恵まれたというのが正直な感想だ。このMacBookを機会に、初めてMac OS Xに触れたという人も多いようだ。 しかしWindowsユーザーがMac OS Xを使い始めると、それまでの常識が通用せずに面食らう人も少なくないようだ。筆者の周囲でもMacBookは買ってみたけれどとまどっている、あるいはMacBookを購入しても使いこなせるかどうかわからないという話を訊く。 筆者
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