アメリカ国防総省は、アメリカ軍のミサイル駆逐艦が紅海の海上で、イランが支援する勢力がイスラエルに向けて発射したとみられる複数の巡航ミサイルなどを撃ち落としたと明らかにし、イランなどを念頭に強くけん制しました。 アメリカ国防総省のライダー報道官は19日、記者会見で、紅海北部に展開しているアメリカ軍のミサイル駆逐艦「カーニー」が巡航ミサイル3発と複数のドローンを海上で撃墜したと明らかにしました。 ライダー報道官は、ミサイルなどはイランが支援するイエメンの反政府勢力フーシ派によって発射されたとしたうえで「標的がなにかはっきりとは言えないが、紅海を北上し、イスラエルに向かっていた可能性がある」と述べ、イスラエルを狙った攻撃だった可能性があるとの見方を示しました。 アメリカはイスラエルとイスラム組織ハマスの衝突が続く中、イスラエルと敵対するイランやイランが支援する勢力が混乱に乗じて介入することを警戒