ホーム レビュー・インプレ 近代日本の文豪を転生させて戦う育成シミュレーションゲーム『文豪とアルケミスト』紹介。文学好きにはたまらないキャラ萌えゲーム 『文豪とアルケミスト』は、DMMから配信されているブラウザゲームである。本作に登場するキャラクターは、名だたる文豪たちが擬人化されたものだ。自分でもなにを言っているのか、よくわからない。「擬人」を辞書で調べてみると、「人間でないものを人間に見立てて扱うこと」とある。文豪は文豪である前にひとりの人間なのだから、正確には「キャラクター化」なのだろうか。しかし私の目の前のディスプレイのなかで起こっていることは、まちがいなく「文豪の擬人化」である。こんがらがってきた。 打ち明け話というほどのものではないが、そもそも筆者も文学を志している人間である。芸事で満足な飯を食べるには特殊な苦労がつきものだが、そういうふうに生まれついたのだから仕方がない。十代