ベルギーの首都ブリュッセルにある世界遺産の広場「グランプラス」で5日、夏の訪れを告げる祭り「オメガング」があった。今年は日本とベルギーの外交関係樹立150周年を記念して、日本も招待され、戦国時代の甲冑(かっちゅう)や打ち掛けをまとった約30人の一行が行進した。 オメガングは、1549年に神聖ローマ帝国のカール大帝が、ブリュッセルを訪問した際の歓迎パレードを再現した祭り。貴族、騎士、道化師らに扮した人たちが約2時間にわたって踊ったり、楽器を演奏したりしながら会場を練り歩き、会場を盛り上げた。 8月にグランプラスで開かれる花の祭典「フラワーカーペット」では、日本をテーマにした花鳥風月の巨大な花のじゅうたんが飾られる予定だ。(ブリュッセル=吉田美智子)