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  • 2009-11-29 - 四分六三昧 ■[漫画] 「landreaall」(おがきちか) 15巻を読む。

    変わらず面白い。 特にこの巻はストーリィ全体の大きなフックなので、なおさらなのかも知れない。(いくつかそういう描写が増えてきた。後述。 さらっと書評系ブログを眺めて気になった箇所。 ランドリオールと言えば、id:kaienさんとid:Gaius_Petroniusさんとこの書評が色々まとまって書いているのだけど、実際の所、彼らの書評にはいまひとつノレないのである。特にランドリオール絡みは毎回、砂を噛んだような気分になる。*1 これは「ランドリオール」がどういう物語であるのか、という視座の違いでしかないのだけど、彼らは主人公DXがいかに王たり得るのかを描くストーリーだと考えている一方、「こんな主人公がいたらなー」という素朴な願望を公言しているのだ。そのなかで「自分ならどのように振る舞うのか」という思考実験をやっている。そして、それをもって、読者が眺める現実についても語りかけている。 彼らの言

    2009-11-29 - 四分六三昧 ■[漫画] 「landreaall」(おがきちか) 15巻を読む。
    y2k000
    y2k000 2009/11/29
    ↓内包しないです。それはクエンティンの問いかけだから。僕が問うのは、そもそも王にならないDXの可能性です。王権授与されて放棄する革命者ではなく、父や小父とは異なる道を行くDXの姿についても考えたのです。
  • 2009-10-25 -CRのある風景 1と2 -四分六三昧

    「それって、アカBANモノじゃないっすか。大丈夫なんすか?」 と、学内のCRドメインを展開しながら後輩の後藤君は言った。レンズの接点照射モードを起ち上げ、学校から生徒向けに用意しているSNZのP2Pコンテンツにコンソールを合わせていた彼のカメラに対して、僕も同期作業を始めた。 自身のリブレットである衣服由来のプロジェクションカメラによって、眼前に疑似投影されたWALKBOX(なんでこんな使いにくいソフトを選んでるんだ?)のアイコンにレンズコンソールを合わせる。ぱちぱち、と二回瞬きして、去年友人たちと一緒にTWEEってまとめた「法哲学概論」のレジュメを、学内既定である5分以内のバッファシーリングとしてアップしながら、僕は応えた。 「やっぱそう思う?」 「いやー、よく無事でしたよね。あそこのSNZってディスクロージャーのくせに実名前提でしょ? 確か、戸籍由来の実IDの提示まで求められるって」

    2009-10-25 -CRのある風景 1と2 -四分六三昧
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    y2k000 2009/10/25
    前から暖めてたネタだが、どーしても小説みたいな形にならないので、あずまんの例の話http://www.j-cast.com/2009/10/24052476.htmlとか先進ネタパロディなど組み入れつつ、だらだらとした話をまとめていくことにした
  •  数寄はよじれねじれてナンボでござる - 四分六三昧

    リハビリ的に色々書きたいと思うのですが、ワークライフバランスが完全に狂っている現状ではなかなかそうもいかず、埋め草という感じで問題意識なぞをだらだらエントリ。相当散漫で飛び飛びですが、笑覧ください。 http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51492535.html 選挙が近くなっており、大方の予想通りついに自民党が下野するなかで、じゃあ、ネクスト政権がなにを考えているのかという草案が発表されたとのこと。(元ソースはweb上にないため見れてない。どこにいったらもらえるんだ?) 記事中の煽りはどうでもよかった(二重国籍と参政権は当に絡まっている点なのかが不明。若干、後述する)んだけど、その調子に熱っぽさを感じたので、*1書き手は誰かなと思い、リンク中でのソースであるヤフーのヘッドラインでは確認できなかったので産経新聞の元記事見ると記者が阿比留瑠比氏(htt

     数寄はよじれねじれてナンボでござる - 四分六三昧
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    y2k000 2009/07/26
    id:gokinozaurusuさん。最後段の「好き勝手に振る舞え」はもちろん基本的に選挙に行くことが前提です。汝の欲するままに為せ。ただ、アタマは使え。その方が事態に/が前のめりになって面白くなるぞと。そういうことです
  • 四分六三昧 - 卑怯な爆弾たち

    出張先で、「びんちょうタン」がやっていてちょっと興味をひかれたので資料をめくる手をとめて、見てみた。 五分で死ぬかと思った。痛々しすぎて見ていられない。 もう許して。思わずテレビの電源を落として、再度、資料に目を落とす。 僕は勝気な女の子が傲慢に振舞うのも平気だ。無表情な女の子がひどいメにあうのも平気なのだが、けなげな女の子ががんばって生きていることを見るだけは耐えられない。 手を伸ばしてやれないことに死にたくなる。吐き気がする。恐ろしい偽善を意識してしまう。フルーツバスケットの女主人公にも似た生理的嫌悪を感じるのだ。 これはムリだ。当にすいません。生きていてごめんなさいと謝りたくなる。 昔、「家族計画」という名作ビジュアルノベルがあった。あのゲームに出てくる高屋敷茉莉というロリキャラ(まんまフルーツバスケットの主人公の、ただしドグマが逆転した人物)がいて、「私を愛してください」「愛され

    四分六三昧 - 卑怯な爆弾たち
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    y2k000 2009/03/22
    書き物しててテンションローになったときなんかにたまに目を通すエントリ。我が事ながら青臭いのだけど、根っこに抱えておきたい大事な視点
  • 2006-06-03

    ※このエントリーはhttp://d.hatena.ne.jp/otokinoki/20060413/p3にインスピレーションを受けた文章です。 序論・80年代的バトル漫画とは。 80年代は父権の打倒、あるいは親子の融和が大きなテーマだった。いずれにせよ、「父権性」が漫画の問題意識だったと思われる。例えば、梶原一騎の作品に、その典型が見られるだろう。 「巨人の星」の星一徹(あるいは、マス大山)的な「分かりやすくでかい父親」像は「強くなりたい」幻想の源流となった。 父権にまつわる問題は、要するに「子(=主人公)の着実な成長」についてであり、漫画という視覚的な分野においては「強くなること」こそがもっとも端的な「成長」をあらわす方法だったので、すごいパンチが打てたり、すごい剛速球が投げれることを描くことが、この時代の中核を担うこととなった。*1 この「強くなりたい」幻想はやがて、「ドラゴンボール」

    2006-06-03
    y2k000
    y2k000 2008/09/25
    2年前のエントリを再構築する必要に迫られたので
  • 2008-09-19

    ファミレスでなぜ駄弁るのか? それはそこにファミレスがあるからだと返して、それってなんの意味にもなってないよね、美しくないし。とかなんとか言った後。 「松屋で『新米届きました』みたいな旗を見たんだけど、あれがいっそ『事故米届きました』だといっそ美しいよね」 「それはどうなの? 全力でどうなの? 人として」 「核爆発の凄絶な美しさを知るのもまた人の業とも申します」 「発想が完全に太陽が黄色い感じの異邦人だよね。ってか、なんだその発想。お前いくつになったんだよ」 「四捨五入して20」 「死ね。少なくてもオレに対してはそんなキャバ嬢相手にしてるか、合コンで半ウケ狙いの発言すんな。そもそもつまんねえんだよ。殺すぞ。お前は小数点以下ぐらいまでどうやって四捨五入しても30だ。オレとおんなじ30だぁっ!」(変な笑い顔。 「・・・なにそれ?」 「・・・いや、ダークナイトのジョーカーの物まね。バットマン前に

    2008-09-19
    y2k000
    y2k000 2008/09/20
    id:anotherさん、僕も知り合いもみんな、きっと30過ぎてもガキでぜんぜんオトナになれないだろう輩で、だからこそ気が合うんでしょうね。
  •  「スカイ・クロラ」を見たよ。 - 四分六三昧

    すごいものを見たと思った。 これは視点の映画だと思った。 或る状況が立ち現れて、そこに或る人格がいて、それに起因する無機物と有機物の営為がある。 そして、その営為はデザインされている。 不足はないが、充実も、ない。そんなデザインは、完成度をいたずらに高めてはいないのだけど、目的を完遂するようには出来ていないのだけど、それでも確かに世の中を構成する一部として造られている。その営為が残骸になっても、わずかの断片となって遺こっていく。 その主体がデザインされているがゆえに、客体もまた効率化される。デザインされているがために、営為をたやすく繰り返すことができる。 デザインの名前は「キルドレ」といって、ヒトの一種で、大人にはならない。でも、子供でもない。老いはしないが、死なないわけではない。 アンビバレンツな淡い何者かだけど、何者でもない。 彼らの繰り返される営為には予感を漂っている。終末の、原初の

     「スカイ・クロラ」を見たよ。 - 四分六三昧
    y2k000
    y2k000 2008/08/03
    今作は今の自分にとってアクチュアルなものだったので、追って考えていきたいので、せるくま
  • 四分六三昧 - 小説プラネテス 家なき鳥、星をこえる(著:常盤陽)

    ライトノベル書いてます。(落ちモノ+日常淡々+愛と友情+オタパロ)×(ヒーローモノ+異形への愛)の清く正しい腐ったライトノベルです。快調。出だしからして、「床板をめくると一匹の少女がいた。よくある話だ」からはじまるSelf-reference Engineと雪国の複合パロディなので、多分どこかで悪ノリが過ぎる気がする。でも、楽し。現在、15枚ぐらい。 ジョジョ1.5。結局、今年に書き始めて今年のうちに終わるどころか何年かかるかわからないほど話が膨らんでしまった。だって、ジョジョのことが好きすぎて動けないんですよ!! でも、この半年で大筋と決め所は固まったのと、各キャラクタのドラマもまとまってるので、あとはディテールに凝るためにどのぐらい資料を集められるかだと思う。 当時の鉄道網(シベリア鉄道も含めたユーラシア圏の)に関する知識がほしい。あと、第一次世界大戦関連は資料が集まらなさすぎる。いい

    四分六三昧 - 小説プラネテス 家なき鳥、星をこえる(著:常盤陽)
    y2k000
    y2k000 2007/12/17
    id:xx-internetさん。ここ最近は思わずリアクションしたくなるギラギラした作品がぽんぽん出たからでしょう(「罪と罰」2巻も読んだ)。暗数になっている部分でかぶってるのか興味深くありますが。
  • 四分六三昧 - さっさと萌理賞(http://q.hatena.ne.jp/1154079537)について語っとくかー。

    明日からちょっと忙しくなるので、講評も一応、出たことですし、いまのうちに個人的な所感などを書いておきます。 全体 400字ルールになったことでメタ萌えモノが増えるだろうな、と思ったら案の定だった。(:オレカテゴリでの「メタ萌え」とは「萌え」そのものを茶化したり、既存の手法を確信犯的にパロディ化を目論むこと) これはもう、ルール上、どうしようもなかったんだと思います。 400字ルールは縛りとして非常に面白いんですが、このまま投稿作品のメタ萌え比重が高くなり続ければ、近々、内輪のひとだけが面白い企画になってしまうんじゃないかと勝手ながら危惧しています。 いや、別にメタ萌えを非難するつもりはありません。 というよりも、そういったものこそがこのての企画の醍醐味であり、もし参加者全員が保守的な萌えを描いて、右にならえをするのは、到底、健全な企画とはいえないでしょうから。 まあ、この辺は、講評がしっか

    四分六三昧 - さっさと萌理賞(http://q.hatena.ne.jp/1154079537)について語っとくかー。
    y2k000
    y2k000 2006/07/30
    ↓はい。ホロでありんす。でも、可愛いッスよね。ホロ。個人的に、いかにも昭和風の縁側で扇風機にあたりながら、眠っている獣耳の美少女は舞台とキャラのミスマッチがあって、好きです。
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