一観客として「プレデターズ」へ。リブートとはよく言ったもんだが、そもそも話の骨子は10年ほど前に製作のロドリゲスに振られていた「3」以外の何ものでもなく、自身が執筆したシナリオが可能な限り再利用されているのが嬉しい。ただ背景は現代風でも、会話の中に一作目のシュワの話やら二作目のダニー・グローバーの話が出てくるのは鮮度が気になる。だがそうした内部情報に、一介のスナイパーたるアリシ・ブラガが通じているのも、これまで「シティ・オブ・ゴッド」に始まり、「ブラインドネス」やら「アイ・アム・レジェンド」といった“修羅場女優”としての地位を確立があるのに加え、彼女が紛れもなく南米系であることから、一作目の生き残りであるアンナとの血縁(?かつ、背後が明かされないことから、一作目のゲリラ関係者でもある可能性?)すら感じさせるキャスティングが憎い。彼女の起用が「AVP2」のケリーがリプリー(「エイリアン2」で