ソフトバンクグループ(SBG)が出資する米シェアオフィス大手ウィーワークが6日、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請し、経営破綻(はたん)した。一時は企業価値が7兆円と見積もられるなど注目を集めたが、新型コロナ以降の在宅勤務の増加などで経営不振に陥っていた。 ウィーワークによると、カナダでも同様の申請をする予定。ただ、米国とカナダ以外の地域は対象外という。事業は続けながら、採算の悪いビルから撤退するなど経営再建を目指す見込みだ。 日本国内では、40のオフィスを展開している。同社によると、ソフトバンクなどが出資する合弁会社が運営している。7日、同社は「財務上・運営上の直接的な影響が生じるものではない」とし、「今後も変わらず営業を継続する方針で、現時点では閉鎖の予定はない」とホームページ上でコメントした。 ウィーワークは、複数の企業…