ヴィーガニズムにもいろいろあるので、私が以下で述べるのは、ある種の原理主義のことだと思っていただきたい。 私の理解では、ヴィーガニズムは「人は正しく生きることができる」という「欺瞞と思い上がり」への挑戦である。多くの批判は、「そんなこといったら人は正しく生きられないということになってしまうではないか」という前提に基づいており、初手からすれ違っている。 私はヴィーガニズムの支持者ではあるが、ヴィーガンとして生きてはいない。際限なく悪を為す大悪党として、私は日々を生きている。それがいかなる心情であるかは、8年前に書いた。 少数派の言論の自由と、命について 物心ついた頃から、私は、自分の命が、他の多くの命に支えられていることを認識していた。そして、自分にそれほどの価値があるとは、どうしても思えなかった。牧場へ行って柵の中で暮らす牛や豚を見ると、申し訳ない気持ちになった。幼稚園のイベントで芋掘りへ