米津玄師は音楽家として生まれ直そうとしているのかもしれない。1本目のインタビューで「もう1回赤ちゃんに戻ることが必要だと思った」と語る彼は、原点回帰をするような心持ちでこれからの活動へと向かうのだろう。NHK連続テレビ小説『虎に翼』の主題歌「さよーならまたいつか!」が高い評価を受ける中、早くも新曲の「毎日」がリリースされた。昨年発表された「LADY」に引き続き、日本コカ・コーラ「ジョージア」のCMソングとして起用される楽曲で、晴れやかで都会的な気分を醸し出すポップソングである。編曲にはYaffleを迎え、全編打ち込みのサウンドを展開。軽快なテンポやヤケクソ気味な歌唱も印象的で、繰り返す“日常”にちょっとした潤い(と発奮)をもたらしてくれるはずだ。 そして<毎日毎日毎日毎日 僕は僕なりに頑張ってきたのに>という冒頭のリリックに象徴されるように、軽快なサウンドの奥には諦観と祈りが滲んでいるよう
映画に格助詞「と」を持ちこんだ人/暗黒綺想家・後藤護氏による、町山智浩著『ブレードランナーの未来世紀』文庫版解説を特別公開 町山智浩さんの『〈映画の見方〉がわかる本 ブレードランナーの未来世紀』(朝日文庫)が2024年6月7日(金)に刊行されます。ジェームズ・キャメロン、テリー・ギリアム、リドリー・スコットなど、現代の名監督たちが80年代にハリウッドに背を向けて傑作カルト映画を作っていました。それらが真に意味するものとは何だったのでしょうか? 単行本刊行から18年、今もなお映画評論の金字塔とも言われる本書に、暗黒綺想家の後藤護さんがご執筆くださった解説を掲載します。 町山智浩著『〈映画の見方〉がわかる本 ブレードランナーの未来世紀』(朝日文庫)映画に格助詞「と」を持ちこんだ人 ――スペシャリストにしてジェネラリストであること『ブレードランナーの未来世紀』というタイトルとは裏腹にクローネンバ
テレ東で2023年7月クールに放送されたドラマ24「初恋、ざらり」が、第50回放送文化基金賞ドラマ部門で優秀賞を受賞しました。放送文化基金賞とは、視聴者に感銘を与え、放送文化の発展と向上に寄与した優れた番組・配信コンテンツや、放送文化、放送技術の分野での顕著な業績をあげた個人・グループを対象に表彰するもので、テレ東ドラマでは、2019年1月クールのドラマ24「フルーツ宅配便」で奨励賞を受賞して以来4年ぶりの快挙となりました。 「初恋、ざらり」は、漫画家・ざくざくろによる同名作品が原作。軽度の知的障がいと自閉症から男性から体を求められて応じることで、自分の価値を確かめようとしていた強い劣等感を抱える主人公・上戸有紗(小野花梨)が、新しいアルバイト先の先輩・岡村龍二(風間俊介)との出会いをきっかけに恋に落ち、彼の優しさに触れることで少しずつ心境が変化していく様子をリアルな視点から描いた作品です
本ウェブサイトは株式会社KADOKAWAの情報を発信する、臨時のグループ ポータルサイトです。 2024年6月8日(土)未明に発生したシステム障害により、KADOKAWAグループ ポータルサイト(https://group.kadokawa.co.jp/)をはじめ、当社グループの複数のウェブサイトが利用できない事象が発生しております。これまでの経緯、現在の状況、今後の対応については、こちらをご覧ください。 現在システムの保護と復旧に向けて対応を進めておりますが、復旧までの期間、当社の企業情報につきましては、本ウェブサイトにて発信を行っていきます。 復旧次第、本来のグループ ポータルサイトでの情報発信に切り替えます。 このたびは多大なるご心配とご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。 This website is a temporary Group portal site of KADO
ニューヨーク(CNN) 米炭酸飲料業界紙は6日までに、市場シェアで「ドクターペッパー」が昨年、長らく2位の座にいた「ペプシコーラ」をついに抜いたと報告した。 首位は依然、コカ・コーラで、2位に大差を付ける19.2%の占有率を獲得。同業界紙「ビバレッジ・ダイジェスト」のデータによると、ペプシコーラとドクターペッパーは共に8.3%だったが、「厳密に言えば」としてドクターペッパーが上位にあるとした。 他のブランドではコカコーラ系列の「スプライト」が8.1%、「ダイエットコーク」が7.8%だった。 同紙の編集責任者はCNNの取材に、ペプシコーラとドクターペッパーは競り合っているが、ドクターペッパーには勢いがあり、ペプシコーラは失速していると指摘した。 23種類の原料を使っているとされるドクターペッパーはここ数年、人気を高めており、ぴりっとした飲み口はコーラの代替品になるとの評価も得てきた。 ドクタ
名刺印刷などを手掛ける印刷会社のスーパープリント(横浜市)が事業継続困難になったと発表し、Xなどで話題になっている。原因は日本本社と韓国支社の対立で、現在日本本社は生産システムやサーバなど全システムから締め出されてしまっているという。 スーパープリントのWebサイトにアクセスすると「SuperPrintにご注文くださっているお客様へ」という文章が表示される状態になっている。掲載日は5月18日で「受注分の印刷完了と、印刷事業の継続が困難となりました」などと発表。謝罪と共に、入金済みの客への返金案内などを記載している。 なぜスーパープリントは事業継続困難になってしまったのか。きっかけは、2月に発生した印刷機材の大規模故障という。これにより、バックオーダー(在庫切れ商品の注文を受けること)が増え、日本本社と韓国工場側とでコミュニケーションが機能不全に。結果、両者が対立する事態になったとしている。
傑作。モハマド・ラスロフ長編二作目。ペルシャ湾に浮かぶ朽ちかけた石油タンカーで暮らす不法占拠者たちの物語。タンカーはネマト船長(ネモ船長への目配せか?)と呼ばれる老人によって支配されている。彼は毎日のように船内を巡回して住民たちの悩みを聞き、女たちの内職や男たちの船解体を指揮し、外部との交渉も行い、なんなら娘の結婚まで斡旋し、子供たちへの教育も整備するというように、表向きは"慈悲深き"指導者である。一方で、自分の定めたルールに従わない者には容赦しないという一面もある。つまり、ルールを破らなければ彼は優しき父親的存在のままであり、船で暮らす人々は彼を信頼して生活している。そんな奇妙なまでに自給自足が成立しているが、実は少しずつ沈んでいる船というのは、現状維持で少しずつ死んでいく国家そのもののようだ。船には個性的なメンバーがたくさんいる。ずっと太陽の方向を見つめて何かを探しているサデグおじさん
イスラエル軍は5日、ガザ地区中心部のデイル・アル・バラフとブレイジ難民キャンプの東側にかけた地域を「指揮統制」下においたと明らかにした。現地では数十人のパレスチナ人が殺害されたとの情報がある。この間、停戦と人質解放のための新しい合意に向けて交渉を仲介しているアメリカ、エジプト、カタールの担当者たちが、ドーハやカイロで協議を続けている。 イスラエル軍によると、5日午前には空からの援護射撃を受けた地上部隊が「地上と地下において、テロリストとテロリストのインフラ」に対する軍事作戦を開始した。 イスラエル軍は5日、ブレイジとデイル・アル・バラフ東部で標的を限定した新しい作戦は、「イスラエルとの国境から数キロ離れた場所で、地上と地下にあるテロリストのインフラ」を解体するためのものだと説明した。
ロマン・ゴリリクさんは2年以上ロシアに監禁されていた/The Coordination Headquarters for the Treatment of Prisoners of War (CNN) マン・ゴリリクさん(40)は5月31日、75人のウクライナ人のうちの1人としてロシア人捕虜75人と引き換えに解放された。ウクライナ当局は5日、ゴリリクさんがロシアに監禁されていたことで受けたとされる代償を示すため、ゴリリクさんの写真数枚を公開した。 ゴリリクさんは、ロシアに監禁されていた2年間で極度に衰弱したとみられる。ウクライナ北部のチェルノブイリ原子力発電所の検問所警備にあたっていたゴリリクさんは2022年3月、ロシア軍に拘束された。ロシアがウクライナへの全面侵攻を開始した直後のことだ。 ウクライナ当局は、テレグラムに写真とともに投稿した声明で、ゴリリクさんや他のウクライナ人捕虜の状態は
人気お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さんが、性的な被害を受けたとする女性の証言を掲載した週刊文春の記事で名誉を傷つけられたとして賠償を求めている裁判の非公開の手続きが行われ、松本さん側は「いかなる女性に対しても同意を得ずに性的行為を強制したことは一切ない」と主張しました。 2023年12月発売の週刊文春では、松本人志さんに性的な被害を受けたとする女性2人の証言が掲載され、松本さんは名誉を傷つけられたとして、発行元の文藝春秋と編集長に5億5000万円の損害賠償などを求める訴えを起こしています。 この裁判で、5日に争点と証拠を整理するための非公開の手続きが行われ、松本さん側は書面で「これまでの人生でいかなる女性に対しても同意を得ることなく性的行為を強制したことは一切ない」と主張しました。 一方、記事に書かれていた飲み会の参加については、「記載されている時期や場所において、女性の参加者もい
1991年の長崎県雲仙・普賢岳大火砕流に関して、日本テレビは3日、運営するX(ツイッター)への「報道関係者や警察、消防、海外の火山学者など多くの人が犠牲になりました」との投稿を削除した。この際、「人災とも言える」と指摘する第三者の書き込みも共に削除し、インターネット上で批判が集まっている。 日テレ広報部は取材に対し、第三者の書き込みは誤って削除してしまったとした上で「誤解を招くような対応でお騒がせしたことをおわび申し上げます」とメールでコメントした。 問題となっているのは、日テレが天気や防災情報を発信している「@ntvsorajiro」のアカウント。43人が犠牲になった大火砕流の発生から33年を迎えた3日、長崎県島原市での追悼式の様子などを伝えるニュースとともに担当者がコメントを投稿した。 その後、第三者が投稿を補足するため「コミュニティノート」という機能を使って「避難勧告が出ていた地域に
繊維や流通などの労働組合でつくるUAゼンセンはカスタマーハラスメント、いわゆる「カスハラ」の調査結果をまとめました。60代の客による「カスハラ」が最も多く内容は不手際などに関する謝罪要求や商品の取り替えや再サービスの要求などが目立っています。 UAゼンセンが5日発表したカスハラに関する調査結果は、サービス業の組合員を対象にインターネットでアンケートを行ったもので3万3000人余りから回答がありました。 それによりますと、「2年以内でカスハラの被害にあったことがあるか」尋ねたところ、46.8%が「被害にあった」と回答しました。 4年前に行った調査での回答は56.7%で、前回に比べ10ポイント近く減りましたが、およそ2人に1人が被害にあったとしています。 また、客の推定年代別では ▽60代が29.4%ともっとも多く 次いで ▽50代が27.2% ▽70代以上が19.1%となっています。 客から
フランスのカルト規制法「反セクト法」とは何か?すべての創唱宗教はカルトとしてはじまる。そのように考えていいのではないだろうか。だからこそ、宗教とカルトを区別することが難しいのだ。カルトについての基準が、創唱宗教にすべてあてはまるのもそのためなのである。 しかし、フランスではカルト規制法が成立し、カルトと目される団体が指定されたではないかと言われるかもしれない。 その点について議論する必要があるが、そもそも、ここまでカルト規制法ということばを使ってきたものの、その正式な名称にはカルトは登場しない。それは、「人権および基本的自由を侵害するセクト的運動団体の予防および抑制を強化する法律」というものであった。そこには「セクト的」という言い方はあるものの、カルトということばは登場しない。 「反セクト法」という略称が用いられることもあるが、それも正確ではない。問題とされているのは、セクトそのものではな
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