#Barbenheimer タグに関する顛末がある程度まとまってきたらしいので、一応ここで何回でも強調しておかないとならない話をしておこうと思う。 表題通りだが。 (カバー画像は私の描いた戸定梨香さんの絵。以前彼女に関する記事を書いた時の話も無関係ではないため使わせてもらった) #Barbenheimer と #NoBarbenheimer 自体にはさほど言及しないので、これらのハッシュタグについての考えとしては、都度都度言及していたツイートをまとめた下記リンク参照。
【4月24日 AFP】フランスで、年金支給開始年齢の引き上げを決定したエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領が最近公の場に姿を現すと、「鍋たたき」デモによる抗議の騒音が上がる。 鍋は世界的に抵抗の象徴とされている。この素朴な調理道具がデモに用いられるようになった経緯を振り返る。 ■中世の風習が国王批判に 歴史上、鍋が初めて政治的な抗議デモの象徴となったのは1830年代のフランスで、七月革命(July Revolution)を受けて国王シャルル10世(Charles X)が退位した際だとされる。 歴史学者エマニュエル・フュレックス(Emmanuel Fureix)氏は2017年のラジオ番組で、後継者となった国王ルイ・フィリップ(Louis Philippe)に不満を抱いた共和主義者らが、「大騒音を立てる『シャリバリ(charivari)』という風習を借りて自分たちの声
自分が属する組織に未来がないことに気が付いたとき、そのメンバーが選択できる行動は2種類に大別することが可能です。一つ目は組織から逃げ出すこと、もう一つは組織に留まり、内部から声を上げて、変革を促すことです。政治学の研究領域で、この状況をモデル化し、分析した先駆者としてドイツの研究者アルバート・ハーシュマンが知られており、彼の『離脱・発言・忠誠:企業・組織・国家における衰退への反応(Exit, Voice, and Loyalty: Responses to Decline in Firms, Organizations, and States)』(1970)は古典的な価値がある業績です。 Hirschman, A. O. (1970). Exit, Voice, and Loyalty: Responses to Decline in Firms, Organizations, and S
今からちょうど32年前の1989年6月4日、北京の天安門広場をはじめ中国各地で、数百万人の若者が民主化を求めて声を上げた。世に言う「天安門事件」、中国では「八九六四」と呼ばれる出来事だ。しかし国内各所に波及した運動はことごとく弾圧され、中国では今日まで共産党による一党独裁が続いている。 はたして、天安門事件はなぜ失敗したのだろうか? 大宅壮一ノンフィクション賞&城山三郎賞を受賞した『八九六四 完全版』から、当時の学生リーダーへのインタビューを含む論考を紹介しよう。 天安門の運動とヒマワリ学運 王丹とウアルカイシは台湾に来てから、往年の彼らの運命を狂わせた事件とそっくりな出来事と思わぬ縁を結んでいる。奇しくも、六四天安門事件からちょうど25年目にあたる春のことである。 ――ヒマワリ学運。 2014年3月に台北で発生した学生運動だ。当時、総統の馬英九が中国と結ぼうとしていた中台サービス貿易協定
1850年末に蜂起して理想国家を作り上げたはずの太平天国は、その後の中国共産党政権のプロトタイプだった──。中国の権力がどうしても陥りがちな個人独裁や個人崇拝の宿痾から抜け出そうとあがくものの、結局は抜け出せなかった点でも、太平天国と中国共産党の共通点はすくなくない。 一方で、2019年に発生した香港デモと太平天国にも共通点がある。昨年12月に『太平天国 皇帝なき中国の挫折』(岩波新書)を刊行した菊池秀明氏(国際基督教大学教養学部教授)に対して、近著に『現代中国の秘密結社 マフィア、政党、カルトの興亡史』(中公新書ラクレ)がある中国ルポライターの安田峰俊氏が聞いた——。(後編/全2回) 中国の歴史研究は、政治の事情にすぐ翻弄されてしまう (前編から続く) ——ところで、実は私(=安田)、かつて立命館大学文学部の東洋史専攻の卒論で太平天国を扱おうとしたことがあるんです。もっとも、中国で史料集
というツイートがありました。現在、このツイート主はいったん鍵をかけて、その後にツイート削除したのでそこまで拡散はされていないでしょうが、今回はこのツイートについての真偽の話でも。 ツイートのネタ元 まずこのツイート自体のネタ元ですが、杉森久英による小説『天皇の料理番』がでしょう。その後のツイート主のやり取りを見ると認めていますし。そして該当箇所は以下の通り。 (1946年)五月十一日の日曜日、世田谷区下馬の新生活集団内広場で「米よこせ区民大会」が開かれ、集まった労働組合員、太子堂町会有志、共産党機関紙「アカハタ」の人たち、ざっと千余名は、口々に食糧の不安を叫んだ。 (中略。共産党代議士野坂参三による訴え) 「この上は、天皇に直接会って、責任を問わねばならない。われわれの行く先は宮城である。」 (中略。皇宮警察の衛士に制止されたが、日曜で職員も少なく数の力でそのまま中まで押し入り、岩瀬事務官
黒人差別に反対するデモが続くアメリカで、15世紀にアメリカ大陸に到達したコロンブスの像を「人種差別を見逃さない」として引き倒すなど、過去にさかのぼって人種差別を批判する動きが広がっています。 こうした中、全米各地で過去にさかのぼって歴史上の人物を人種差別だと批判する動きが広がっています。 このうち南部アラバマ州で先月末、デモの参加者が南北戦争当時、奴隷制度の存続を主張していた南部連合の司令官の像を引き倒しました。 また9日には南部フロリダ州ジャクソンビルで、市長の指示で南部連合の記念碑が撤去されました。 さらに同じ9日、南部バージニア州では抗議デモの参加者たちが15世紀にアメリカ大陸に到達した探検家のコロンブスの像を「人種差別を見逃さない」として池に投げ込み、アメリカメディアが大きく取り上げています。 また10日にも東部マサチューセッツ州ボストンで、コロンブスの像の頭部が何者かに持ち去られ
【ワシントン=住井亨介】米メディアによると、南部バージニア州の州都リッチモンドの公園に立つ探検家、クリストファー・コロンブスの像が9日、中西部ミネソタ州で黒人男性が白人警官から暴行を受け死亡した事件に抗議するデモ隊によって倒され、近くの池に投げ込まれた。 米国では近年、15世紀に米大陸に到達したコロンブスを「先住民の虐殺者」とする見方が出ている。暴行死事件を機に、現在の人権基準に照らして批判が強まった可能性がある。 今月4日には、バージニア州のノーサム知事(民主党)が、リッチモンド中心部にある南北戦争時の南軍司令官、リー将軍の像を撤去すると発表している。南軍が奴隷制度存続を主張したため、南軍兵士の像は黒人差別や奴隷制度容認の象徴とみなされ、暴行死事件で撤去を求める動きが再燃。リー将軍像にも落書きなどが相次いでいた。
バンクシーがドローイングを発表。奴隷商人銅像とデモ参加者を描くジョージ・フロイド殺害事件に関連し新作を発表したバンクシーが、今度はドローイングを公開した。 バンクシーのInstagramより アメリカ・ミネソタ州でジョージ・フロイドが殺害され、人種差別主義に対する抗議活動が世界的に広がるなか、バンクシーがまたも作品を発表した。 6月6日、自身のInstagramアカウントで蝋燭の火によって燃えつつあるアメリカ国旗と、その下に黒い人物の肖像を配した作品を公開したバンクシー。次なる作品(ドローイング)は、銅像とそれを引きずり倒す人々を描いたものだ。 バンクシーは投稿において、次のようにコメントしている。「ブリストルの真ん中にある空っぽの台座をどうする? コルストン像を恋しく思う人と恋しくない人の両方に対応できるアイデアがある。コルストン像を海から引きずり出し、台座に戻し、ケーブルを首に巻きつけ
【香港=藤本欣也】1989年に中国の民主化要求運動が武力弾圧された天安門事件の発生から、4日で31年を迎える。一国二制度のもと、犠牲者の追悼集会の開催が認められてきた香港では、この集会が今年初めて禁止された。民主派は「一国二制度終結の象徴だ」と反発、ミニ集会を強行する構えだ。 【写真】国家安全法に抗議しデモ行進する人々 天安門事件の犠牲者を追悼し事件の真相解明を求める「ろうそく集会」は、香港島のビクトリア公園で毎年開催されてきた。30年の節目を迎えた昨年は主催者発表で18万人が集まった。 しかし今年は、「新型コロナウイルスの感染防止のため9人以上の集会が禁止されている」として、政府が開催を許可しなかった。国家安全法の香港導入により、追悼集会の来年以降の開催も危ぶまれている。 集会を主催してきた民主派組織代表の李卓人氏は「天安門事件の集会は(言論や集会の自由が保障された)一国二制度のリトマス
ホーム ニュース 老舗『ソニック』ニュースサイト「TSSZ」が突然の閉鎖。運営者の独断により、20年以上の歴史的資産が喪失 海外における『ソニック・ザ・ヘッジホッグ(以下、ソニック)』のファンコミュニティが、あるニュースで揺れている。界隈において20年もの歴史を誇るニュースサイトが、突然の閉鎖を発表したのだ。ユーザーたちは長らく蓄積されてきた情報アーカイブの消失に悲しみと怒りの声を上げている。いったいなぜ、多くのファンに支えられたウェブが閉鎖を決断してしまったのか。老舗サイト消失の裏には、現在アメリカを覆う情勢の影響が影を落としていた。 米国の黒人差別抗議デモとゲーム界隈 今、アメリカでは黒人差別に反対するデモ活動が続いている。先月25日、アメリカ中西部・ミネソタ州のミネアポリスで黒人男性のジョージ・フロイドさんが警察官に首を押さえつけられ亡くなった。フロイドさんが「息ができない」と訴える
エジプトのムハンマド・ホスニ・ムバラク元大統領が25日、カイロの病院で死去した。国営テレビなどが伝えた。91歳。約30年間の大統領在任中、安定した政権運営を続け、独裁ぶりから現代の「ファラオ」(古代エジプトの王)とも称された。だが政権の腐敗や貧富の差の拡大に対する国民の不満を抑えきれず、2011年の中東民主化…
1950年代から1970年代初頭にかけて行われた「学生運動」を、一般社会はどのような認識でとらえていたのか。当時の映像資料は主に学生・運動家視点で描かれたもので、状況をビジュアル的に認識するには十分なものだが、一般の人々の心境を知るには今一つ信ぴょう性の上で問題もある。そこで今回は内閣府の公式サイトで公開されている戦後の各種世論調査のうち、1968年(昭和43年)に実施された「学生運動に関する世論調査」から、その実情に探りを入れることにする。なお1968年といえばいわゆる東大紛争、日大闘争などが発生し、機動隊側でも多数の死傷者が生じている。また10月にはいわゆる「新宿騒乱」が起き、新宿駅などの機能がマヒし、騒乱罪が適用され多数の逮捕者も出ている。 今調査は1968年11月29日から12月5日にかけて、調査員による面接聴取方式で20歳以上の男女に対して行われたもので、有効回答数は2502人。
いまスペインの"カタルーニャ州(Catalonia)"の州都、バルセロナに住んでいる。ここではあえて、"カタルーニャ"という単語を強調しておきたい。 日本人にとってバルセロナといえば、真っ先に思い浮かぶのはサッカーのバルセロナFCだと思う。メッシやスアレス、かつてはイニエスタなど世界的スターが在籍していて、Googleで"バルセロナ"と検索するとサッカー以外の検索結果が見当たらないくらいだ。 それ以外だと、地中海性気候で過ごしやすい最高の天気、パエリアやイベリコハム、ワインなどの食事、世界的にも有名なサグラダファミリアやカサ・ミラなどのガウディの建築物.... など挙げればきりがないほど魅力的な街だと思う。実際にバルセロナに住んでいて、ほんとうに住みやすい街だとも思うし、街並みは美しい。 バルセロナは世界有数の観光都市であり、市民160万人に対して年間3,200万人の観光客が訪れている。1
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