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将棋の王座戦五番勝負の第1局が9月1日に行われ、木村一基九段(48)が永瀬拓矢王座(28)に128手で勝利した。過去の対戦でも3勝3敗という互角の両者は、序盤から激しい戦いを繰り広げたが、夜戦に入ってから木村九段が逆転。最終盤では、一瞬永瀬王座が再逆転したかに見えた局面もあったが、2年前には最年長での初タイトルを獲得した「中年の星」が、2つ目のタイトルに向けて貴重な白星を手にした。
12日、第34期竜王戦挑戦者決定三番勝負第1局が行われ、藤井聡太二冠(19)が永瀬拓矢王座(28)に勝利し、竜王初挑戦まであと1勝とした。 振り駒で先手番を得た永瀬王座が振り飛車を採用し、相穴熊の長期戦に進んだ。 終局は23時36分。長いねじり合いを制したのは藤井二冠だった。 振り飛車ブーム到来? 永瀬王座が振り飛車を採用したのは昨年の11月以来で、昨年10月には藤井二冠に用いて勝利も飾っている。 元々振り飛車党でもあり、時折見せる裏芸ではある。 ただ、主導権の取りやすい先手番で振り飛車を採用したのは約4年ぶりとなる。先手番での振り飛車採用に驚きがあった。 筆者もリアルタイムでその驚きを表している。 なぜこの大一番に永瀬王座は先手番で振り飛車を採用したのか。 番勝負の途中であり、局後のインタビューでもその胸の内が明かされることはなかった。 ここからは筆者なりの考察を述べていきたい。 なおこ
木村一基九段が王座挑戦 会見一問一答「何度も『最後のチャンス』と? ウソついてるわけじゃないです(笑)」 将棋の木村一基九段(48)が19日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた第69期王座戦挑戦者決定戦で佐藤康光九段(51)=日本将棋連盟会長=に後手の132手で勝ち、挑戦権を獲得した。9月1日に開幕する五番勝負で永瀬拓矢王座(28)に挑む。 感想戦終了後に行われた記者会見での質疑応答は以下の通り。 ―挑戦を決めた。 「嬉しく思います。相手は非常に強い方ですので、キツい戦いになると感じています」 ―挑戦に至った理由。 「(研究)時間は増えましたね。パソコンを見ているだけという感じです。増やさざるを得ません。年々、日々キツくなっていると思います」 ―王座への挑戦になって。 「たまたまかなあ、という感じもしないでもないです。王座戦は本戦に入ったのも久しぶりなので。王位の枠で入った(注・今期開幕時に
将棋の八大タイトルの1つ「王将戦」で、タイトルを持つ渡辺明三冠が挑戦者の永瀬拓矢王座を破ってタイトルを防衛し、タイトルの通算獲得数を「27」に伸ばして歴代4位タイになりました。 第70期王将戦の七番勝負は、タイトルを持つ渡辺明三冠(36)に永瀬拓矢王座(28)が挑み、ここまで渡辺三冠が3勝2敗でリードしてタイトル防衛まであと1勝に迫っていました。 13日から島根県大田市で行われた第6局は、盤面の駒の並びや持ち駒が全く同じ局面が4回繰り返される「千日手」となり、規定により改めて指し直しの対局が行われました。 その結果、14日午後7時半ごろ、113手までで渡辺三冠が永瀬王座を投了に追い込み、4勝2敗でタイトルを防衛しました。 日本将棋連盟によりますと、渡辺三冠はこれでタイトルの通算獲得数を「27」に伸ばし、谷川浩司九段と並んで歴代4位タイになりました。 一方、永瀬王座は、自身初の「王将」のタイ
今期から名称を刷新した将棋の「お~いお茶杯第62期王位戦」(東京新聞主催、伊藤園特別協賛)の挑戦者決定リーグ(王位リーグ)が2月8日、開幕する。昨年、史上最年少で二冠となった藤井聡太王位(18)=棋聖=との7番勝負に進出するのは誰か。予選勝ち上がり組の戦いぶりを中心に取り上げた前回記事に続き、今回は前王位の木村一基九段(47)をはじめ、前期からのシード組の声を紹介する。 王位リーグは前期の成績上位者4人と、予選を勝ち上がった8人の計12人が紅白の2組に分かれ、それぞれ総当たりで対戦。各組の優勝者同士で決定戦を行い、勝者が挑戦者となる。同じくリーグ戦で挑戦者を決める王将戦と比べ、入れ替わる人数が多いのが特徴。過去には郷田真隆九段、広瀬章人八段、菅井竜也八段らが20代で王位を初獲得するなど、若手の飛躍の場となることも少なくない。 今期の顔ぶれは紅組が木村九段、豊島将之竜王(30)=叡王、斎藤慎
結果的には渡辺のワンサイドゲームのようになった今局。スポニチ本紙観戦記者で指導棋士五段の関口武史がポイントを解説した。 渡辺は封じ手の▲8二歩、4手後の▲7四歩(39手目)と一貫して攻めを継続する。永瀬は銀桂交換を甘受し、局面を落ち着かせようとするが渡辺はそれを許さない。 ▲7四歩(47手目)~7七角(A図)が秀逸な手順で頭一つ抜け出す。▲7四歩は直後の△9五角の王手が気持ち悪く、選びにくい一手。続く角合いも△同角成▲同金の形が将来後手からの△8五桂が見えているだけに相当に指しにくい。だが盤上から後手の角を消すと▲7三角の王手飛車が猛烈に厳しいのだ。 A図に戻り▲7七角に△8六桂も嫌な変化で、▲8八金△7六歩▲6六角△9八桂成と進むと先手大失敗。だが、△8六桂に▲5八王が軽妙な早逃げで、△7八桂成▲9五角△同歩にやはり▲7三角の切り返しが厳しい。▲7四歩、▲7七角は単独で見ると先手不利の選
6日、第68期王座戦五番勝負第4局が行われ、久保利明九段(45)が永瀬拓矢王座(28)に201手で勝った。 シリーズは通算2勝2敗となり、タイトルの行方は最終戦へ持ち越しとなった。 先手番の久保九段が四間飛車を採用して持久戦の戦いに進んだ。 中盤は永瀬王座がリードするも、久保九段も粘って長期戦に。 終盤は二転三転したが、久保九段の粘りに手を焼いた永瀬王座に大きなミスが出て、久保九段の逆転勝利となった。 わずかなスキ 「永瀬王座の防衛が決まったか」 そう思わせるほど久保九段に厳しい情勢だった。 しかし久保九段は諦めない。ABEMA将棋チャンネルの中継に映るその表情も、勝負を諦めていない様子が窺えた。 第68期王座戦五番勝負第4局▲久保利明九段ー△永瀬拓矢王座 134手目△6八角まで 全=成銀 △6八角は次に△4六角成の王手竜取りを狙っている。 防ぐだけなら▲4八香と打てば受かるが、△5九角成
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