鳴かず飛ばずの日々を過ごすお笑いトリオ『マクベス』の春斗(菅田将暉)、瞬太(神木隆之介)、潤平(仲野太賀)。解散する理由がなくなったにもかかわらず、仲違いして解散を決めた3人。それぞれのめんどくささが魅力の5話を振り返ります。 前回はこちら:『コントが始まる』4話。真壁先生「解散した方がいいと思うぞ」の真意を元芸人が考える この5人は本当にめんどくさい、人間臭い部分を持っている。それぞれがそれぞれ違ったタイプのこじらせ方をしている。5者5様のめんどくささ、このドラマが好きな人は、5人の誰かのめんどくささに、少なからず共感しているのではないだろうか? 春斗はカリスマなのか、ただの面倒な人なのか 解散話のきっかけとなった家庭問題が解消され、解散する理由がなくなったマクベス。周囲からは解散取り消しを歓迎する声が多いが、当の本人たちの気持ちに変化が訪れた。ネガティブな考えを払拭できず、春斗(菅田将
売れてないお笑いトリオは不幸なのか。不幸なのだとすれば、人生は残酷だ。 自殺を考えていた瞬太(神木隆之介)が屋上で春斗(菅田将暉)に出会ってさえいなければ、潤平(仲野太賀)が奈津美(芳根京子)を振り向かせたいがために「コントがしたい」と言い出しさえしなければ、春斗に声をかける前に潤平が誘っていた2人のうちのどちらかが応じてさえいれば。文化祭の後、ぷよぷよで優勝した瞬太が「ポンペイ」に春斗と潤平のふたりを連れていかなければ、そしてそこで、春斗が潤平をお笑いの世界に誘ってさえいなければ。どうなっていただろう。「マクベス」が生まれていなければ、3人は10年間の売れない苦悩を味わうこともなく、別の仕事や人生に生きがいを見つけていただろうか。 『コントが始まる』(日本テレビ系)第2話の物語の起点となるのは、春斗の怒りだ。潤平が春斗を文化祭のコントに誘う前に、実は別の生徒ふたりに声をかけていたこと、そ
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