賃貸アパート大手のレオパレス21が、施工不良が発覚した外壁の改修工事を回避する方向で検討していることが28日、分かった。925棟で耐火や防火に関する国の認定に合わない不備が発覚したが、安全性は確保されているとして、工事をせずに認定を取得したい考え。国は耐火や防火試験の結果などを踏まえ、申請内容に問題がなければ認定を出す。 ただ、同社に対する信頼は低下しており、物件所有者からの反発は必至だ。 レオパレスは外壁の内側に金属製の部材を設置する国認定の仕様で施工するとしていたが、実際は発泡ウレタンを使っていた。現状では建築基準法に触れるものの、新たに認定を取るため申請を出すこと自体は可能だ。同社は過去に実施した発泡ウレタンを使った試験結果などから認定を取る余地があるとみているが、取得できなければ建て替えも検討する。 同社は施工不良問題を調べる外部調査委員会を27日付で設置。3月18日をめどに中間報