「中日1-0阪神」(6日、バンテリンドーム) 中日・大野雄大投手(33)が十回2死まで一人の走者も出さない“完全試合”を達成するも、30人目の打者・佐藤輝に初安打を許し、偉業達成を逃した。試合は十回裏、1死満塁で中日・石川昂がサヨナラ打を放ち、中日が勝利した。 【写真】佐藤輝に打たれた大野雄 打球を慌てて目で追う 「青柳投手がすごーいピッチングをしていたので、1点勝負のゲームやなと思いながら投げていた。もちろん走者を出していないことも気づいていましたし。なんとか、とりあえず先頭を切って頑張っていこうという気持ちで投げていました」と大野。「ほんまにみんなよく守ってくれたと思いますし、ありがたかったですね」と、バックを守るナインにも感謝した。 中日打線は阪神・青柳の前に九回まで2安打と沈黙。八回には初めて三塁に走者を進めるも、得点はならず、0-0のまま延長に突入していた。