2017年12月、マツダが初代ロードスター(NA型)のレストアサービスを開始した。その前年、8月に行われたオートモビルカウンシルの会場で、始動することが発表されて1年以上。サービス開始を待つ多くのファンの期待を背負い進行したプロジェクトが、ついに幕を開けた。今回はその気になる事業内容や、事業開始に踏み切ったマツダの想いをレポートする。 ◆『志』を胸にスタートするレストア事業 12月10日。神奈川県横浜市にあるマツダR&Dセンター横浜で、一般向けのロードスターのレストアサービス説明会が開かれた。会場には600人以上の愛好家が集結。注目の高さをうかがわせた。 同13、14日にはメディア向けの説明会も実施。ここにも、自動車メーカーが取り組む新たな挑戦に関する情報を得ようと、多くの取材陣が足を運んだ。著者が訪れた13日は、ちょうどレストアサービスの受付が開始された日。そのせいもあってか、対応してく