棗(なつめ/ナツメ)は、クロウメモドキ科の落葉高木(らくようこうぼく)です。 原産国は、中国といわれ日本には奈良時代には伝わっていたと伝えられています。 この棗(なつめ/ナツメ)ですが、日本では昔、家の庭木として植えられることが多く、1940年代~1960年代生まれの方からは、庭でなつめの実を取って食べていたという話を聞きます。ほとんどの方は、取れたてのなつめを生で食べていたようで、青リンゴのような味がする!と皆さんおっしゃることが多いです。現代では、マンション建設が主流となり庭になつめを植えることも無くなり、なつめの存在自体を知らない方が多くなりました。 収穫されたほとんどの棗(なつめ/ナツメ)は、天日干しをされ、大棗(タイソウ)という名称に変わり、漢方薬の材料や中国料理、韓国料理の食材として使用されています。 皆さんも風邪気味の時に一度くらいはお世話になっている「葛根湯(カッコントウ)