中国・チベット自治区ラサで、政府主催のメディアツアーで訪問した高校の授業風景(2021年6月1日撮影、資料写真)。(c)Hector RETAMAL / AFP 【8月23日 AFP】米国のアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官は22日、チベット族の子どもを寄宿学校に入れて漢族方式の教育を受けさせる「同化政策」に関与したとして、複数の中国当局者のビザ(査証)を制限すると発表した。 ブリンケン氏は中国の政策について、「チベット族の若い世代から独自の言語、文化、宗教的な伝統を消し去ろうとする」ものだと非難。「チベット族の子どもを国営の寄宿学校に強制的に入れることや、チベット自治区(Tibet Autonomous Region)をはじめ国内各地で行っている抑圧的な同化政策をやめるよう求める」と述べた。 国連(UN)の専門家は今年2月、約100万人のチベット族の子どもが家