ニュージーランドの首都ウェリントンの国会前で行われている、新型コロナウイルス対策の規制に抗議するデモに対し、当局は「哀しみのマンディ」などで有名なアメリカ人歌手バリー・マニロウ氏のヒット曲を繰り返し流して対応している。 マニロウ氏の楽曲は15分ほどにまとめられ、リピート再生されている。このほか、スペイン語の人気ダンスナンバー「恋のマカレナ」なども流れている。 一方、デモ参加者は、米ヘヴィメタルバンド「トゥイステッド・シスター」の「We're Not Gonna Take It(我々は受け入れない)」を流して対抗している。 8日に始まった抗議デモは、新型コロナウイルスワクチンの義務化に反対するもの。カナダでの同様のデモに触発され、車両で道路を封鎖した。 参加者は一時、数十人に減っていたものの、週末にかけてまた増加した。10日には122人が逮捕され、大勢が不法侵入や公務妨害などの罪で起訴された