2月29日、英国で2023年、外国人の医療・介護労働者向けビザ発給数が前年比で倍増した。写真はケアホームで部屋まで食事を運ぶ従業員。イギリスのケンリーで昨年7月撮影(2024 ロイター/Hollie Adams) [ロンドン 29日 ロイター] - 英国で2023年、外国人の医療・介護労働者向けビザ発給数が前年比で倍増した。総選挙を控える中、移民問題を巡りスナク首相への圧力が高まっている。 英政府は23年、前年比で26%増となる33万7240件の就労ビザを発給した。住宅介護の従事者の増加が寄与した。医療・介護の技能労働者のビザは昨年比91%増の14万6477件に上り、ほぼ倍増した。多くの労働者が扶養家族を連れてきており、帯同家族向けに発給された27万9131件のビザのうち73%が医療・介護関連だった。