言葉を一生擦ってる しばらく前に、ネットである言葉の用法が話題になっていた。 それは「一生」である。「一生○○していた」、「一生○○している」のように用いる人たちがいる。 この場合の「一生」は「ずっと」とか「長い間」という意味を誇張したものだろう。 「週末は一生寝ていた」、「この動画で一生笑ってる」、「すばらしいストライクウィッチーズのフィギュアを買うか一生悩んでる」……。 「ずっと」とか「長い間」を「一生」と表現すること自体は、べつに珍しくもない。 「一生愛し続ける」、「一生ものの逸品」、「一生のお願い」、「くだらないことに一生悩んでろ」。 もちろん一生ではない。いや、一生のこともあるかもしれない。 が、どうも、最近の使われ方には違和感がある。 一生には生というはじまりと死という終わりがある、期限の区切られたものだ。 それをある種の過去形や現在進行的に用いると、なんか変だ。うーん。 使っ