北朝鮮の祖国平和統一委員会が運営するウェブサイト「わが民族同士」の掲示板に、金正日(キム・ジョンイル)総書記や後継者である三男、正恩(ジョンウン)氏を、「狂った野郎」などと誹謗(ひぼう)中傷する内容の詩が書き込まれていたことが分かった。書き込みは削除されたが、北朝鮮は非常事態に陥ったという。 韓国メディアによると、対北朝鮮ラジオの自由北朝鮮報道は6日、「2010年12月21日、『わが民族同士』の読者掲示板に金正日と金正恩に関係する12行の詩が掲載され、大事件になった」と伝えた。 詩は「最初の文字の心理」という見出し。一見すると金正日総書記や金正恩氏を称賛する内容だが、行の頭文字だけをつなげて読むと「金正日の狂った野郎、金正恩の犬野郎」と中傷する文になった。 同サイトの掲示板は、外部の参加を誘導するために設置され、主に金正日とその体制を称賛する文が書き込まれる。内容はすべて検閲されるが、今回
【ソウル=前田泰広】韓国の李明博(イミョンバク)大統領は25日、海軍哨戒艦沈没事件をめぐり、「足元の脅威を見過ごしていた」と述べ、「わが軍は、『主敵』(主要な敵対勢力)概念を確立できていなかった」との見解を示した。 政府関係者や財界人らを集めた「国民元老会議」での発言で、これに関連し、聯合ニュースは同日、韓国政府が北朝鮮を「主敵」と認識する概念を復活させる方針を固めたと報じた。 聯合電によると、来年刊行される国防白書は北朝鮮を「主敵」と位置づけた概念を盛り込む見通しという。 韓国政府は、1994年の南北実務会談で北朝鮮側代表が「ソウルは火の海になる」と発言したことを契機に、1995年版の国防白書から北朝鮮を「主敵」と明記。北朝鮮に融和的な盧武鉉(ノムヒョン)政権下で刊行した2004年版からは「主敵」との表記を削除していた。 李政権は09年に刊行した08年版で、北朝鮮を「直接的で深刻な脅威」
【ソウル=箱田哲也】韓国国防省は27日、「2010年国防白書」で北朝鮮を「主敵」とせず、「北韓(北朝鮮)の政権と軍は我々の敵」との表現にとどめることを明らかにした。今後の南北関係改善に望みを残した形だが、保守層からの強い反発が予想される。白書は30日に発行される予定。 今年の国防白書は、北朝鮮の通常兵器や核・ミサイルなどの大量破壊兵器の開発、大延坪島(テヨンピョンド)砲撃などの例を挙げ、脅威を続ける限り、北朝鮮の政権と軍は「我々の敵だ」と断定した。北朝鮮の指導層と一般住民を区別したほか、軍事挑発行為をやめて対話路線に戻るなら、敵の概念からは外れるとの考えから「主敵」の表現を避けた。 韓国国防白書は00年版まで北朝鮮を主敵としていたが、00年の初の南北首脳会談を受け、01〜03年は白書の発行を中断。04年版からは主敵の表現がなくなり、前回08年版は「直接的で深刻な脅威」などと記されていた
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