米国・フロリダ州のタンパベイダウンズ競馬場で29日、62歳の女性騎手が勝ち星をマークした。米国の競馬ニュースサイト「Paulick Report」によると、スー・マーティン騎手はこの日、第4レース(ダート1マイル40ヤード、8頭立て)でブルーヘイズオブファイア(牝5歳)に騎乗。好位追走から早めに先頭に立って押し切り、1馬身差で優勝した。 あと約1カ月で63歳になるというマーティン騎手は、7人の子、18人の孫、そして4人のひ孫を持つ“ひいおばあちゃんジョッキー”。これが約3年ぶりの勝利でもあった。「彼女(騎乗した馬)はとてもよくトレーニングされていました」とパートナーをたたえ、息子や娘とともにウイナーズサークルで勝利を祝った。 「全ての骨を折ったことがある」というほど数え切れない負傷を経験して、足にチタン、腕にもプレートが埋め込まれているマーティン騎手だが、「引退はしたくない」と言い切る。騎