ベニン王国(ベニンおうこく)は、12世紀から1897年までナイジェリア南部の海岸地帯に存在した王国。首都は現在のベニンシティ。イギリス外交官虐殺事件を契機にイギリスの侵攻を受け、1897年に滅亡した。 現在のベナン共和国はこの国の名にちなんで命名されたが、地理的にも歴史的にもつながりは全く無い。 歴史[編集] アラービー=パシャの反乱への遠征の後、F・W・ケネディ中尉(後の海軍大将)によって英国に持ち込まれたと思われる正体不明の西アフリカの旗 12世紀、この地域の住民エド人(英語版)によって建国された。西のヨルバ人が建国した国家ではないが、オドゥドゥワ王によって建国されたというヨルバ人と同じ建国神話を持ち、イフェの聖王(オニ)のもとにベニン王が認証を受けに行くなど、ヨルバ諸国と強いつながりを持っていた。 15世紀、エウアレ王の統治下で、ベニンは黄金時代を迎えた。1481年には、空位時代を迎