『世界を売った男』(せかいをうったおとこ、原題:The Man Who Sold the World)は、デヴィッド・ボウイの第3作のアルバム。 背景[編集] 前作発表の後にボウイはライヴ専用のバンドの結成を試み、いくつかのセッションで親交を結んだ人物らを中心に、新たに以後グラム・ロック時代のボウイの女房役となるミック・ロンソン(g)を加えた「ハイプ」と名乗るライヴ・バンドを結成した。彼らは1970年2月にカムデン・タウンのラウンド・ハウスで最初のギグを行い始動している[1]。 しばらくして「ハイプ」からジョン・ケンブリッジ(ds)が脱退し、ミック・ロンソンの元グループからミック・ウッドマンジー(ds)を同バンドに迎えて、『スペイス・オディティ』の収録曲でボウイのお気に入りであった「フリー・フェスティバルの思い出」をシングル用に再録音して、6月12日に発表した[1]。 4月18日にボウイは