米ニューヨーク(New York)にあるアメリカ自然史博物館(American Museum of Natural History)の地震計(2004年6月23日撮影、資料写真)。(c)AFP/Getty Images/Spencer Platt 【8月11日 AFP】チリで2010年に発生した巨大地震の影響により、約4700キロメートル離れた南極で複数の小規模な「氷震」が発生していたとの研究論文が、10日の英科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス(Nature Geoscience)」に掲載された。 研究チームは、巨大地震発生直後~6時間後のあいだに観測された西南極(West Antarctica)での複数の小規模な揺れについて、遠方で発生する地震が西南極氷床に影響を与えていることを示す「証拠」とである述べた。 小さな揺れは、広大な地域に点在する42か所の監視施設のうち12か所で観測された。