1. 停滞する経済、縮小する製造業前回はGDPデフレータの詳細について各国との比較をしてみました。 主要国では主に携帯電話料金の値下げや通信速度の向上等、情報通信業の物価が下がっていて、建設業や専門サービス業、公務・教育・保健などの物価が上昇している傾向のようです。 工業(製造業)もドイツや韓国を始め、少しずつ物価が上昇している国が多いようです。 しかし、日本は多くの産業で物価が停滞し、情報通信業ばかりか最大産業である工業の物価が大きく下落している事が特徴的でした。 今回は改めて日本の国内統計データを基に、日本経済の変化を明らかにしていきたいと思います。 図1 GDP 経済活動別 名目 日本 図1は内閣府で公表している国民経済計算のうち、GDPの経済活動別の推移です。 今まで本ブログ内でGDP生産面と呼んでいたものですね。 本ブログでも何度も述べていますが、GDPは付加価値≒粗利の合計値で