チェコで行われたプライドパレード。欧州では多様な性を尊重する法作りが進んでいる=2016年8月(ロイター) ドイツで4月、トランスジェンダーの人たちが自己申告で性別変更できるようにする「自己決定法案」が連邦議会で可決成立した。トランスジェンダー団体は大きな勝利だとして沸く一方、法案に反対したフェミニストたちを「過激派」と喧伝するパンフレットを配布。反発した女性団体が、政府に抗議する騒ぎになっている。 性別変更にはこれまで、精神科の診断など煩雑な手続きが必要だった。新法が11月に施行されると、本人が役所に申請して3カ月で変更できるようになる。法案を主導した連立政権の第2与党、緑の党のパウス家族相は「人間の尊厳を守る法案です」と高らかに宣言した。 法案は、変更前の性別を暴くことを禁じている。このため、女性団体の一部は「女性の社会進出を促す『クオータ制』が悪用されるのでは」「男性の身体で女性トイ
![トランスジェンダー団体が反対派女性を「過激派」扱い ドイツ性別変更法成立でバトルに](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6e9388faa921dd4e5c2f644b2069d1f51da0ec69/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fresizer%2FR7Np_LRm8H6ez1D8q2I7wdFqG9A%3D%2F1200x630%2Ffilters%3Afocal%281430x1440%3A1440x1450%29%3Aquality%2850%29%2Fcloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com%2Fsankei%2FBLF5ZGRFBRMJFKE2PUC4VLLKQ4.jpg)