世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの危険性をいち早く察知し、台湾の「先手防疫」に大きく貢献した台湾の感染症専門家、荘銀清医師が、31日までに台湾・台南市内で産経新聞のインタビューに応じ、1月中旬に中国・武漢市を現地調査した際に察知したさまざまな疑問点や、重要な情報を隠そうとした中国当局に迫った当時の様子などを詳しく語った。(台南 矢板明夫) 荘氏が現地調査のため武漢を訪れたのは1月12日。国際社会がまだ新型コロナにほとんど関心を持っていなかった時期だった。その理由について、荘氏は「世界保健機関(WHO)から排除されている台湾は、情報不足のため世界各地の感染症に非常に敏感になっている。どこかで広がっているという噂があれば、すぐに臨戦態勢をとる習慣ができていた」と説明し、早期の武漢入りは「偶然ではなかった」と強調した。 荘氏は昨年12月から武漢在住の台湾人とともに中国国内のSNS(ソーシャ
乗組員の重症化察知にアプリが活躍 死者ゼロ 長崎・コロナ客船感染の裏側 山藤長崎大助教、富士通が共同開発 長崎港停泊中に新型コロナウイルスの集団感染が発生したクルーズ船コスタ・アトランチカ。乗組員の健康管理に、長崎大熱帯医学研究所助教の山藤栄一郎氏(40)と富士通が共同開発したアプリが活用された。遠隔で乗組員の状態を把握して関係者が情報共有し、重症化リスクの早期察知にも役立った。山藤氏は今後、介護現場でのアプリ活用などを検討している。 600人以上の全乗組員を対象に、スマートフォンでQRコードを読み込んでもらった。身長や体重、基礎疾患があるかどうか、喫煙歴などの入力に加えて、毎日午前に体温、せき、吐き気、頭痛の有無などの報告を求めた。 日々のデータを、厚生労働省クラスター対策班の一員でもある山藤氏がチェック。健康状態を詳細に把握し、発熱チェックだけでは見つけられなかった肺炎の徴候の発見につ
地域のかかりつけ医の紹介でウイルス検査を受けられる「PCR検査センター」は、東京23区では30日までに13の区で開設しましたが、検体の採取が行われたのは1日に検査できる数の2割から5割程度にとどまっていることが分かりました。東京都医師会では、「かかりつけ医への相談が浸透していない」として、必要な検査が受けられるよう周知を図っていきたいとしています。 このうち運用が始まっている区では、多いところで1日50件余り、そのほかでは、5件から20件ほど検体の採取を行っていますが、1日に検査が可能だとしている数と比較すると、ほとんどの区で2割から5割程度にとどまっていることが分かりました。 多くは、先週後半から今週にかけて運用が始まったばかりで、今後、検査数は増える見通しだということで、必要に応じて検査体制の拡充を検討するとしています。 (設置済みの区は台東区、墨田区、世田谷区、江戸川区、江東区、千代
厚生労働省 新型コロナウイルス感染症の情報収集ツールとしてkintoneを活用 約7,000の全国医療機関から稼働状況を収集し、今後の対策に活かす サイボウズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:青野慶久、以下サイボウズ)は新型コロナウイルス感染症に関する医療機関からの情報を集約するツールとして厚生労働省にkintone[1]を提供しています。2020年3月11日にニュースリリースで発表した神奈川県の活用モデル[2]を応用し、全国の医療機関からの情報をkintoneで集約いたします。なお、システム環境の構築は富士ゼロックス株式会社が行います。 全国約7,000の医療機関からの病床情報を把握 日々加速する新型コロナウイルス感染症の情報を正確に把握するべく、厚生労働省では内閣官房IT総合戦略室と連携してkintoneを活用し全国の医療機関から病床の空き状況、帰国者・接触者外来数、PCR
[ロンドン発]英小児科集中治療学会(PICS)がツイッターで「この3週間、トキシックショック症候群と非定型の川崎病に共通する症状を示し、血液パラメータが重度の新型コロナウイルス感染症と一致する症例が少し増えている」と注意を促しています。 PICSの声明は「新型コロナウイルスに感染した子供が集中治療室(ICU)での治療を必要とするのは非常にまれなケース」と親たちに断った上で、NHS(国民医療サービス)イングランドから電子メールで送られてきた警報の内容を紹介しています。 こうした子供たちには腹痛や胃腸の症状、心臓の炎症も一般的な特徴としてみられたそうです。多くの症例で新型コロナウイルスの陽性反応が確認されたものの、そうでない子供もいました。 トキシックショック症候群とは黄色ブドウ球菌の産生する毒素が原因で起きる急性疾患のことです。 国立循環器病センターのホームページによると、川崎病とは1967
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