前回は三間飛車の定跡の部分について最序盤に触れていきました。今回も前回に引き続き、三間飛車の序盤の定跡について解説していこうと思います。 先日藤井聡太先生と大橋先生の対局でも藤井先生の居飛車と大橋先生の三間飛車が見られ、NHK杯では菅井先生が三間飛車を指すなどひそかなブームになっているのでは?と個人的には思っている次第です。 まぁめちゃくちゃ流行する戦型でもないと思うのでマイナー戦法でのんびり指したい人には三間飛車を是非おすすめしますよ。急戦には強いし、持久戦には独自路線があるので、自分の土俵で戦いやすいのも魅力ですよね。 それでは前回の最後の局面から解説を再開していこうと思います。 三間飛車の最序盤の定跡の続き 前回は三間飛車の序盤も序盤の定跡について触れましたが一応最後の局面の復習をしておきます。 先手は一応美濃囲いが完成し、後手も舟囲いです。そして、後手が△6四歩とした局面が以下の図