【ニューヨーク支局】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は14日、国際通貨基金(IMF)トップのストロスカーン専務理事(62)がホテル従業員の女性に対する性的暴行容疑で、ニューヨーク市内の空港で逮捕されたと報じた。パリに向けて出発する直前だった。 ストロスカーン氏は07年にIMF専務理事に就任。財政難に陥ったギリシャへの支援などIMFの役割拡大で手腕を発揮し、12年のフランス大統領選への出馬が取りざたされていた。08年には、専務理事の地位を悪用して部下と性的関係に及んだとの申し立てがあり、IMFが調査をした経緯がある。