伊藤慎介さんという経済産業省のお役人さんが、経営不振の製造業のところだけ見て「日本の製造業は独創性のある社員の使い方に問題がある」とか「優位な人材を使いこなせない経営陣は退陣するべき」などというニュアンスの与太話をぶっていました。 現役官僚が提言!日本のモノづくり衰退の真因は 組織的うつ病による「公私混同人材」の死蔵である http://diamond.jp/articles/-/34702 その論旨があまりにもクソであったので、Y!J個人に「そのりくつはおかしい」という話を掲載したわけなんですが。 経済産業省の「現役官僚が提言!」らしいんですが、何を言いたいのか良く分かりません http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20130422-00024512/ 伊藤さんの書いている内容がまったく根拠もなければ実証もできない感情論と精神論で日
いろんなもんが終わりつつある三国間の外交を見ていると、とてつもなく面白いんですよ。 ロシアからもいろいろ言われてますけど、このロシアのどうでもいい扱われっぷりというのは、きっとロシアは政権末期ではないからなんだろうとすら思ってしまうのです。 もちろん、日本が中国に比べると国威を衰退させて政治が混乱し続けているので、外交面での当事者能力をやや失っていることもあって領土問題で強く出られやすい状況にある、というのも織り込んだ上での話ですが。 日本の目、私が覚まさせようと…韓国大統領 http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120815-OYT1T01091.htm 韓国系のアホなメディアがさかんに煽っているのを見ますと「あっ、これは普通に話しても通じないな」と思うのは当然のことだと思うのです。もちろん、アジア問題を話し合う英語圏のフォーラムなどでは在外韓国人自
現在進行形の話でありますが、あまりにも対処すべき事案が多すぎるため、着地がどの辺になるのかイマイチ良く分からない状況であります。 松原国家公安委員長「対日諸工作に重大関心」 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120529/crm12052911140007-n1.htm 「書記官のスパイ報道、根拠ない」中国大使館 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120529-OYT1T00772.htm 「彼がスパイ…」驚き戸惑う松下政経塾同期ら http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120529-OYT1T00791.htm もちろん、顧問料の月額10万円で対日工作だ、なんて話は当然あり得ない訳で、日本側で手引きをした人物や、情報を提供した面々なども相応に調査して、ルー
日本で結構大学生や高校生の就職が厳しいという話があり、それへの警鐘というか、いわゆる危険デマとして、外資系の日本人学生スルーの話が良く出るらしい。ここんとこ、シンガポールやら欧州やらわたわたと仕事をする中で、比較的先方のヒューマンリソース担当のマネージャーと話をする機会がとても多くなった。んで、日本国内で聴く話と現実の様相が全然違う部分があって、一応指摘しておこうと思った。 ● もともと多国籍企業では学卒をいきなりリクルーティングするという行動原理があんまない 日本人学生が駄目ってんじゃなくて、そもそもあんまり学生をいきなり採らない。「日本人学生を採用しないの?」と聴くと、たいてい「人材会社から経験のある日本人がいっぱい紹介されるのに、なんで経験のない、これから教育コストをかけなきゃいけない学生を採用するの? 不合理じゃね?」みたいな回答を良くされる。 同じような話はフランスでもドイツでも
まだCNNぐらいしか報じてないのでフライングの可能性も否定できないが、ダルフール紛争で虐殺が行われるにあたって使用された弾薬が中国製である旨の報告が上がるの上がらないのですったもんだが起きております。 ダルフール紛争で中国の弾薬、国連報告案に中国反発 http://www.cnn.co.jp/world/30000633.html 今回、少しセンシティブなのは、スーダンの部隊がダルフールの反政府勢力を攻撃した際の過去2年という比較的新しいネタでの話であってスーダン政府に対する武器禁輸措置を中国が破ったのではないかという疑惑が持たれることと、さらにごく最近の国連・ダルフール平和維持部隊に対する攻撃にあたっても中国製の武器が使用された疑いが強いとこというNEWでNOWなお話が並存しております。 率直に言うと「やりやがったな」というよりは暗黙の諒解としてスーダン・ダルフールでの問題に中国の資源戦
ああ、弊社はまだ大連や上海や南京に留まりますが、発注元(日本企業ではない)がどうも中国でのビジネスリスクを容認できなくなったとかで、年内に主力を別の東南アジアの地域に移す決定をしたんで、遠からず弊社グループも発注先の選定から中国企業を外さざるを得なくなるでしょう、残念ながら。 当方は広い意味でのソフトウェア産業に位置するので、小売や製造業などインフラに投資して根付いているビジネスからするとかなり身軽な面はあるかもしれないのですが、ここ数ヶ月ほどマークでもされているのかデータがきちんと送れないとか諸々の問題があってアメリカ人らが激怒しており、なぜか日本人である私たちが間に挟まれて右往左往するという現状はまことに望まないところでもあります。 ストレスもかなり溜まるところではあるんですが、それでも利益が充分出ているうちは良かったものの、コンテンツ業界では目下問題となっておりますけれども中国国内で
楽しいことになってまいりました。 ノーベル平和賞に劉暁波氏 http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010100800750 さすがバイキングの国、喧嘩の売り方には芸を感じます。なにせ、中国政府にとっては逮捕拘留中の犯罪者ですからねえ。それが国際社会からは「よっ、ノーベル賞!」と言われるわけですから愉快すぎます。ある意味、スーチー女史が平和賞貰っちゃって旧ビルマの軍閥の皆さんも殺すに殺せず海外にも出せないという不思議状態になったのと同じ効能の泉質であります。 ノーベル平和賞:劉氏に授与なら悪影響 中国が警告 http://mainichi.jp/select/world/asia/news/20100929k0000m030154000c.html ノーベル平和賞に劉暁波氏 服役中の受賞は初 http://www.nikkei.com/news/categ
まあ簡単に。 極東ブログでも多少解説があったが、少し動きがあったので補足など。一応、本来日本が目指すべき解決方法は、現代型アジア版ウィーン体制らしきもの(長い)を構築することです。リーダーシップがないとかいろいろ言われるけれど、利害はよそ様と一致していることもあり、まずは今後10年ぐらいの安寧を図っていこうとするならば、この方法ぐらいしかないでしょう。 で、この方策、言い方を間違えると麻生元首相が在任中に提唱していた「自由と繁栄の弧」に酷似しています。知らない奴はぐぐれ。普遍的価値を軸とした緩やかな協調関係を作るドクトリンなのであるが、いまの日本政府にそんなリーダーシップは取れるの? と言われる向きもあるものの、実際には中国政府との腹芸がある程度できれば、紛争の槍玉に挙がるのはまず日本、という図式を作ることで結構なもんは回避できたりするんですよね。 この辺のブレーンは谷内正太郎さんですが、
「きっとfinalvent爺が取り上げるだろうから、別にいいだろう」と思っていたら、爺が貫禄のスルーをしおったので、備忘録的にここで書く。何を書くって、ASEANでHillary Clinton国務長官が無双をやらかした話である。かなりはっきりとアメリカの対中戦略の転換の可能性を内外に示したものであったし、何よりも中国のここ十年ぐらいの「穏やかな膨張」と「人民解放軍の良く分からない増長」とのバランスで成り立ってきたアジア外交を文字通り面罵した形になったからだった。 この手のコミュニティでは、あまりにも明確すぎるメッセージをクリントン女史が投げかけたことに対する是非であるとか、いままで意外に不鮮明だったアメリカの対アジア外交がここにきてにわかに分かったことへの戸惑いといった声がたくさん上がってて興味深いわけである。たぶん、次のForeign Affairsやpolicy watch系のところ
日本では考えられない奇策を連発する中国政府であるが、このほど採用された作戦は実に味わい深いものがある。何でも、中国と北朝鮮国境付近に、620頭に及ぶトラを放し飼いにするそうなのだ。これは凄いことだ。 http://www.searchnavi.com/~hp/chosenzoku/news3/060926-9.htm http://www.pods.bz/mt/archives/200610/004726.php なんでも、絶滅の危機に瀕している東北トラに”野生生存訓練”を施すのだという。それ相応に開発された東北地方で、野生のトラが何を餌に暮らすかという点について、多くの識者は慎み深く触れずにいることが求められていることを察知する。「環境保護」とか「絶滅の危機に瀕した種の保存」という建前がどーんと建ってて、その向こう側に何があるか分からない、でもそれってよく考えなくてもどういうことだ
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