【上海=奥寺淳】中国四川省成都など各都市で16日に大規模な反日デモが起きたのに続き、同省北部の地方都市、綿陽でも17日午後、若者らによる大規模なデモが発生した。デモを目撃した住民らによると、パナソニック販売店のガラスが割られ、日本メーカーの車が襲撃されているとの情報もある。 綿陽にある米系大手スーパー、ウォルマートによると、午後3時10分(日本時間同4時10分)ごろ、デモ隊が店のそばを通過したため、急きょ営業を停止した。職員は朝日新聞の取材に、「安全を考慮した。外には警察がたくさん警戒していて、店員は全員外に出られない」と話した。 インターネット上には、デモの様子がリアルタイムで中継されている。ツイッターでは「デモ隊に道路が埋め尽くされ、今、味千ラーメン店前を通過した」などと実況中継。「日本車を見つけて、屋根に乗ってたたいている」などとの書き込みもある。また別の複数のページには「松下電