物理法則のほとんどは、時間が流れる方向などちっとも気にしていない。それが未来へ流れようと、過去へ流れようと、物理法則はまったく同じに働くからだ。 ニュートン物理学でも一般相対性理論でも、時間の流れる向きは計算結果に影響を与えない――これを「T対称性」や「時間反転対称性」という。 だが、実際の宇宙においては、ことはそう単純ではないようだ。アヴェイロ大学(ポルトガル)の天文学者によって、重力が作用し合う天体がたった3つあるだけで、T対称性が破れてしまうことが証明されてしまったからだ。
東京大学は10月4日、同大学の宇宙線研究所が建設を進めてきた大型低温重力波望遠鏡「KAGRA(かぐら)」が完成したことを発表しました。 サファイア鏡(中央の丸い構造)が組み込まれた重力波望遠鏡「KAGRA」の防振装置KAGRAが建設されたのは、富山県との県境に近い岐阜県飛騨市神岡町の山中にある神岡鉱山の跡地。ここは、ニュートリノの検出を目的に建設された観測装置「スーパーカミオカンデ」と同じ場所にあたります。 KAGRAはアメリカの「LIGO」、欧州の「Virgo」に次ぐ、世界でも3番目の重力波望遠鏡です。現在LIGOとVirgoは2019年4月に始まった1年間の共同観測体制に入っていますが、KAGRAも2019年内に合流し、共同で重力波の観測を実施する予定です。 ■サファイアでできた「合わせ鏡」を使って重力波を検出KAGRAに用いられているサファイア鏡。直径22cm、重さはひとつで23kg
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