1つ目が、「ツイッターファースト」だ。テレビをはじめとするマスメディアだけでは、マクドナルドの主要顧客であるデジタル世代の若者にリーチしきれていなかった。さらにはチキン事件でブランドへの信頼を大きく毀損したこともあり、会社がマスメディアを通じて発する一方向な情報では十分な効果を期待できなかった。 とはいえ、足立本部長は通常のウェブ媒体や、SNS(交流サイト)のフェイスブックやインスタグラムなどの効果も疑っていた。ユーザーの投稿内容に「いいね!」が付いたとしても、その情報は基本的に友達同士でしかシェアされない。唯一、情報が大量に拡散する可能性があるのがツイッターだった。足立本部長は「我々にとって、情報は拡散しないと意味がない。『ツイッター離れ』という人もいるが、発信力がありトレンドを生み出す10~20代の若者はツイッターを使っている。まさにそこが狙い目だった」と説明する。 16年以降、ハンバ