チベット仏教で、最高指導者のダライ・ラマ14世から2番目に高い地位であるパンチェン・ラマに認定された男の子が、25年前から行方がわからなくなっているとアメリカ政府が批判したことを受けて、中国外務省は「普通の中国人ですでに仕事をしている」と説明し、宗教指導者として認めない立場を改めて示しました。 しかし、中国政府が、直後に別の男の子をパンチェン・ラマ11世に認定し、ダライ・ラマ14世が認定した男の子は、その後、行方がわからなくなっています。 アメリカのポンペイオ国務長官は18日、行方がわからなくなってから25年になったとして声明を出し「居場所を明らかにすべきだ」などと批判しました。 これに対し、中国外務省の趙立堅報道官は19日の記者会見で「彼は普通の中国人だ。大学に合格し、いまは、すでに仕事をしている」と説明し宗教指導者としては認めない立場を改めて示しました。 そのうえで、アメリカに対しては