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  • 「賠償求めない」の念書は有効か 旧統一教会の献金巡り最高裁弁論 | 毎日新聞

    世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る損害賠償訴訟の上告審弁論のため、最高裁に向かう元信者の遺族(中央)と弁護団=東京都千代田区で2024年6月10日午後1時51分、巽賢司撮影 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信者から違法な勧誘を受けて献金被害に遭ったとして、元信者の女性の遺族が教団側に約6500万円の損害賠償を求めた訴訟の上告審で、最高裁第1小法廷(堺徹裁判長)は10日、遺族側と教団側から意見を聞く弁論を開いた。女性が献金後に教団に差し出した「賠償請求しない」とする念書について、遺族側は「無効」、教団側は「有効」と主張し、結審した。判決は7月11日。 1、2審は念書の有効性を認め、遺族側の訴えを退けたが、弁論は2審を見直す際に必要な手続きのため、最高裁は2審判決を見直す可能性がある。教団への献金を巡る念書の有効性や勧誘行為の違法性について最高裁が初めて判断する見通し。 遺族側は10

    「賠償求めない」の念書は有効か 旧統一教会の献金巡り最高裁弁論 | 毎日新聞
  • ロスジェネ世代は今 「若者のせいにした」過ちとそのツケ | | 浅野智彦 | 毎日新聞「政治プレミア」

    一世を風靡(ふうび)した「ロスジェネ世代」は今、どうしているのか。東京学芸大学教授の浅野智彦さんは、「大きな危機の先端にいる」と言います。【聞き手・須藤孝】 ◇ ◇ ◇ 根的な間違い ――ロスジェネ世代は就職氷河期世代ともよばれ、社会問題化しました。 浅野氏 2000年代初頭にさまざまな政策がとられましたが、多くは若者対策でした。若者を労働市場に入れるためにスキルなどをつけさせる発想でした。労働市場の構造はそのままにして、若者をなんとかしようとしたのです。根的に間違った政策でした。 椅子取りゲームで椅子が減っていく、それも急激に減っていく時に、椅子に座れなかった人に「もう少しやる気を出せば必ず座れるようになる、もっと速く走れ」と言いました。しかし座れない人は絶対に出ます。若者のせいに…

    ロスジェネ世代は今 「若者のせいにした」過ちとそのツケ | | 浅野智彦 | 毎日新聞「政治プレミア」
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2024/06/10
    いくら不満を抱えててもそれを既得権益者(例えば自民とその支持者たる経営陣)に訴求すると報復されると恐れてばかりでは侮られるだけ。傍目には奴隷の鎖自慢と同じに映る。権利をもぎ取る図太さ賢さが必要。
  • 旧統一教会提出の文書に「存在しない地名」 女性が訴える理不尽 | 毎日新聞

    最高裁の弁論を控え、これまでの裁判を振り返る女性。提訴から7年になる=東京都内で2024年5月、春増翔太撮影 そこには、出生地として今も昔も存在したことのない地名が書かれていた。「長野県岡谷市原村」。長野には岡谷市も原村もあるが、隣接もしていない。そもそも母が生まれたのは、そのどちらでもない別の場所だった。戸籍謄にもそう書いてある。 「そんな適当な文書が、なぜ裁判で有効な証拠として認められてしまうんでしょうか」と、神奈川県に住む60代の女性は言う。 9日公開の関連記事あります。併せてお読みください。 「億単位の献金者なら」念書交わす 旧統一教会が明かした理由は この文書は、2015年11月、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信者だった86歳の母(21年、91歳で死去)が地元教会の幹部に連れて行かれた公証役場で署名をした「陳述書」だ。文面は印刷され、最後の名前と住所だけが自筆で書かれてい

    旧統一教会提出の文書に「存在しない地名」 女性が訴える理不尽 | 毎日新聞
  • 屋久島の植物、なぜ小型化? 東北大などが奇妙な法則を解明 | 毎日新聞

    屋久島に自生する高さ2~3センチのキク科のイッスンキンカ。島外の比較個体は高さ数十センチまで成長する=高橋大樹・東北大大学院特任助教提供 鹿児島県の屋久島には植物学者の間で「奇妙な現象」とされる法則がある。約80種類もの植物が一斉に小型化しているのだ。島外では普通の大きさの植物がなぜ小さくなるのか――。謎に包まれた法則を東北大などの研究チームが解き明かし、ある動物に由来する可能性を明らかにした。 同大などによると、島内では茎や葉の長さが5センチに満たない「ミニチュア植物」が標高の高い地域を中心に約80種類分布している。屋久島で一部の植物が極端に小型化したことについて、植物進化学の分野では以前から不思議な現象として語られてきた。これまでに土壌の栄養不足や低温、日照不足などの説が唱えられたものの、詳細な検証はされてこなかった。

    屋久島の植物、なぜ小型化? 東北大などが奇妙な法則を解明 | 毎日新聞
  • 「むちゃくちゃな話だった」 蜃気楼のような大日本帝国「終戦構想」 | 毎日新聞

    大日帝国は「終戦構想」が破綻した後も戦争を続け、敗戦を迎えた。写真は1945年9月2日、東京湾上の米戦艦「ミズーリ」で開かれた降伏調印式 始まった戦争は容易に終わらない。ウクライナとガザでの戦争で、私たちはそのことを改めて実感した。戦争を始める為政者の多くは戦場の最前線に行かない。そして戦争の終わらせ方を知らない。かつての大日帝国(帝国)がそうだったように。今回は帝国の「終戦構想」を振り返りつつ、日政府が想定する「新しい戦争」について考えてみたい。 開戦1カ月前に「腹案」 5月配信の原稿で書いた通り、帝国の指導者たちは武力で米国を屈服させられないことは分かっていた。ではどうやって戦争を終わらせるつもりだったのか。一応の「終戦構想」があった。開戦1カ月弱前の1941年11月15日、「大営政府連絡会議」(主要閣僚と陸軍参謀部、海軍軍令部の幹部らによる会議)でまとめられた「対米英蘭蔣戦

    「むちゃくちゃな話だった」 蜃気楼のような大日本帝国「終戦構想」 | 毎日新聞
  • 24色のペン:元憲兵の「謝罪」碑=隈元浩彦(熊谷支局) | 毎日新聞

    天頂から5月の光が降り注ぐ。西方には山並みがなだらかな曲線を描いていた。群馬県の上毛三山の一つに数えられる榛名山だった。ふもとの小さな町の幹線道路に面した一角に、場違いな感じでシュロの木が一だけ根を下ろし、すっくと立っていた。脇に、墓石が30基ほど並んでいた。 目指す墓は榛名の山々を背負うように立っていた。その墓の石段に接して高さ1・2メートルほどの御影(みかげ)石の碑があった。教科書のような字体でこう刻まれていた。 <旧軍隊勤務十二年八ケ月、其(その)間十年、在中国陸軍下級幹部(元憲兵准尉)として、天津、北京、山西省、臨汾、運城、旧満州、東寧等の憲兵隊に勤務。侵略戦争に参加、中国人民に対し為(な)したる行為は申し訳なく、只管(ひたすら)お詫(わ)び申し上げます> 碑の側面に<大沢雄吉建之>とあった。墓誌によると、雄吉さんは1986年4月に71歳で亡くなった。碑文は、雄吉さんが憲兵として

    24色のペン:元憲兵の「謝罪」碑=隈元浩彦(熊谷支局) | 毎日新聞
  • 定額減税、給与に反映しない企業は「労働基準法違反も」 官房長官 | 毎日新聞

    林芳正官房長官は29日午前の記者会見で、6月から始まる定額減税のうち所得税の減税を給与に反映しなかった企業への罰則について「税法上の罰則は設けられていないが、労働基準法に違反し得るものと考えられる」と述べた。 その上で林氏は、企業に違反が認められた場合には「まずは労働基準監督機関から是正指導が行われる」との見解を示し、直ちに罰則が適用されるものではないと説明した。

    定額減税、給与に反映しない企業は「労働基準法違反も」 官房長官 | 毎日新聞
  • 自民・稲田朋美氏、党支部への寄付で税優遇か 「事務所使用料」還流 | 毎日新聞

    自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件で、安倍派からキックバック(還流)を受けていた稲田朋美幹事長代理(衆院福井1区)が2020~22年、計202万円を自らが代表を務める党支部に寄付し、所得税の一部を控除される税優遇を受けた疑いがあることが判明した。支部は同じ時期、「事務所使用料」として稲田氏に計594万円を支出しており、稲田氏側に還流した形だ。 自民党の調査で、稲田氏は21、22年に派閥からの還流分など計196万円が収支報告書に不記載だったことが分かっている。

    自民・稲田朋美氏、党支部への寄付で税優遇か 「事務所使用料」還流 | 毎日新聞
  • 自席マイクも電子表決もなし…新築の議場が昭和のよう 見直し論噴出 | 毎日新聞

    大和郡山市議会の会議場。議員の自席にマイクはなく、議案の採決は挙手だ=大和郡山市2023年3月13日午前11時55分、熊谷仁志撮影 新庁舎使用開始からわずか2年の奈良県大和郡山市で、議会会議場の設備を見直す議論が起きる異例の事態になっている。新庁舎の内容を検討した際、議会が旧庁舎の議場を踏襲する判断をしたためだ。また、市議会は議会独自の広報紙を作成せず、市民向けの報告会も開いていない。その一方で、議員報酬は人口5万~10万人の市で全国で3の指に入る高さだ。報酬に見合った働きといえるのか。【熊谷仁志】 2022年5月に使い始めた新庁舎の会議場。マイクがあるのは議長席とその前の演壇だけ。市長ら市幹部と議員は発言の際、いちいち演壇に移動する。自席のマイクで発言する議会が当たり前の中、懐かしい昭和の議会を思い起こさせる。 議案の採決では、賛否の意思を自席のボタンで示し、議場のディスプレーで

    自席マイクも電子表決もなし…新築の議場が昭和のよう 見直し論噴出 | 毎日新聞
  • 「学校単位で行く必要ない」 交野市長発言要旨 万博参加校ゼロ受け | 毎日新聞

    大阪・関西万博への子どもの無料招待に対する見解を示す山景・大阪府交野市長=交野市役所で2024年5月24日午後0時59分、面川美栄撮影 2025年大阪・関西万博に子どもを無料招待する大阪府の事業を巡り、同府交野(かたの)市は24日、市立の全小中学校が参加を希望しなかったと明らかにした。記者会見で山景市長は、交通手段の確保や万博会場の安全面に懸念を示し、「学校単位で行く必要はない」と述べた。 無料招待は府内在住の4歳から高校生と特別支援学校生の計102万人が対象で、学校単位での参加を基としている。23年8月、吉村洋文知事が招待を表明した。府が24年5月末を期限に府内の学校に意向を確認している。【面川美栄】 山市長の記者会見での発言要旨 市は万博そのものを否定、反対しているつもりはない。ただ、全て万博に賛成かというとそうではなく、特に今回おかしいなと思っているところが、子どもの無料招

    「学校単位で行く必要ない」 交野市長発言要旨 万博参加校ゼロ受け | 毎日新聞
  • 大阪湾のクジラ処理費「うまく8000万円台に…」 交渉記録を入手 | 毎日新聞

    船に載せられ、紀伊水道沖に運ばれるマッコウクジラ。この後沈められた=2023年1月19日午後2時35分、社ヘリから 大阪湾で死んだマッコウクジラの処理費を巡り、大阪市が厳しい批判にさらされている。当初の試算額の倍以上で海運業者と随意契約。住民監査請求を受けた市監査委員が、金額ありきで契約交渉が進められた疑いがあるとして、横山英幸市長に再調査を勧告する事態に発展した。毎日新聞が入手した業者との交渉記録によると、処理を担当した大阪港湾局の当時の幹部が業者の意に沿う形で金額の引き上げを促していた。 クジラは2023年1月9日に大阪湾の淀川河口付近で見つかり、13日に死んでいるのが確認された。19日には市の依頼を受けた市内の海運業者が作業船で運び、紀伊水道沖に沈めた。緊急性のある作業だとして、入札せずに随意契約を進めた。業者はその後、市に8625万円の見積書を提出。一方、港湾局は3月初めに377

    大阪湾のクジラ処理費「うまく8000万円台に…」 交渉記録を入手 | 毎日新聞
  • 発電所に大量のムール貝 点検で採取、隠れた名物に 漁協に卸売り | 毎日新聞

    北海道厚真(あつま)町の苫東(とまとう)厚真火力発電所が、点検時に採取したムール貝(ムラサキイガイ)を販売している。この発電所では取水路周辺にムール貝が付着。かつては廃棄されていたが、約2年前から地元の漁業協同組合への卸売りを始めた。ムール貝は周辺で漁獲していないため、同発電所の隠れた名物となっている。 火力発電所では、タービンを回す蒸気を冷やすために取水路から海水を取り込む。苫東厚真火力発電所では取水路に、この地域では市場に流通するのは珍しいムール貝が大量に取り付いていた。操業の妨げとなるため、点検時に除去・採取していた。

    発電所に大量のムール貝 点検で採取、隠れた名物に 漁協に卸売り | 毎日新聞
  • 「自助努力だけでは難しい」 九州屈指の老舗書店、6月末で休業 | 毎日新聞

    6月末での休業が決まった「長崎次郎書店」=熊市中央区で2024年4月18日午後1時18分、中里顕撮影 明治創業の「長崎次郎書店」(熊市中央区)が6月末をもって休業する。森鷗外や夏目漱石ら文豪との縁も伝わる九州屈指の老舗書店も、まちの書店を取り巻く厳しい状況からは逃れられなかった。2016年の熊地震も乗り越え、150年間引き継がれたのれんが間もなく下ろされる。 創業は1874(明治7)年。当時から九州ゆかりの文豪と縁があったとみられ、陸軍第12師団の軍医部長として小倉(現北九州市)に赴任した鷗外の「小倉日記」には「書肆(しょし)(書店)の主人長崎次郎を訪ふ」との記述がある。旧制第五高校(現熊大)で教べんを執った漱石や、前身の旧制第五高等中学校の英語教師だった小泉八雲も訪れたといわれる。 現在の建物は木造2階建てで、外壁をレンガで固めた和洋折衷の造り。東京・丸の内の赤レンガオフィス街な

    「自助努力だけでは難しい」 九州屈指の老舗書店、6月末で休業 | 毎日新聞
  • 避難所の仮設トイレ8割超が和式便器 設置も遅く 能登半島地震 | 毎日新聞

    元日に発生した能登半島地震では、陸路の寸断や断水などの影響で、多くの被災者がトイレの利用が困難となった。NPO法人「日トイレ研究所」(東京都)は22日、被災地の避難所21カ所を調べたところ、設置された仮設トイレの8割超が和式便器だったと発表した。仮設トイレの設置日を把握している避難所のうち、設置に8日以上かかった避難所が4割に上った。足腰の弱い高齢者や子どもは和式を使えないこともあり、「奥能登地域の高齢化率は50%近くあり、支援のニーズとのミスマッチが起きていた」と指摘する。 調査は2月10、11日と同24、25日に、石川県輪島市内12カ所、七尾市内9カ所の避難所の運営担当者らにヒアリングし、災害用トイレの設置や利用状況を調べた。

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  • 自民・二階俊博氏の三男、新和歌山2区から出馬へ 次期衆院選 | 毎日新聞

    章・和歌山県町村会長(手前)から出馬要請を受ける二階伸康氏=和歌山県印南町の印南町役場で2024年4月24日午前10時8分、駒木智一撮影 自民党の二階俊博元幹事長(85)の三男伸康氏(46)が、次期衆院選の新和歌山2区から出馬する意向を固めたことが15日、二階氏の事務所への取材で明らかになった。伸康氏が17日に記者会見を開き、立候補を表明する予定。 俊博氏が選出された和歌山3区は、次期衆院選から適用される「10増10減」に伴う区割り変更で、新和歌山2区に再編される。 新和歌山2区を巡っては、候補予定者に決まっていた俊博氏が3月、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件政治責任を取り、不出馬を表明した。これを受け、和歌山県町村会など県内の複数の団体や組織が伸康氏に出馬を要請。伸康氏は関係者と協議する考えを示していた。 新和歌山2区からは共産党の新人で元県議の楠文郎氏(69)が立候補を表

    自民・二階俊博氏の三男、新和歌山2区から出馬へ 次期衆院選 | 毎日新聞
  • 岐阜で井戸水位低下 リニアのトンネル工事影響か「慎重に続ける」 | 毎日新聞

    JR東海は14日、リニア中央新幹線のトンネル掘削工事を行っている岐阜県瑞浪市で、井戸など14カ所で水位の低下を確認したと明らかにした。他に地下水に影響を与えるような工事は行われていないため、同社はトンネル掘削が影響した可能性があるとしている。掘削工事は今後も慎重に続けるという。 同社によると、計32カ所の水源やため池、個人の井戸を調査したところ、うち14カ所で水位が低下し、一部は使用できない状況であることが分かった。 昨年12月と今年2月中旬、瑞浪市大湫町でトンネルの掘削中に湧水が発生。2月下旬、同社が設置している水位観測用の井戸で低下を確認したのを受け、調査を行った。(共同)

    岐阜で井戸水位低下 リニアのトンネル工事影響か「慎重に続ける」 | 毎日新聞
  • 立憲、「裏金議員」の全選挙区に対抗馬擁立へ 次期衆院選 | 毎日新聞

    立憲民主党の泉健太代表は10日、次期衆院選で、自民党政治資金パーティー裏金事件で収支報告書の不記載などが発覚した議員のいる全選挙区に対立候補を擁立する考えを示した。擁立目標を200人から上積みする可能性にも言及した。 泉氏は「裏金議員は許さないという意思表示だ。単独過半数をとれるだけの候補者を目指していきたい」と述べた。衆院での過半数は233議席だが「自民党が過半数を割れば、自民党も割れるかもしれないし、新たな連立政権が発足をする可能性もある。立憲が仮に単独過半数に届かなくても、十二分に政界の再編や新政権の誕生はありうる」と強調した。【源馬のぞみ】

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  • 「しゃくし定規」な運用で溝深めた 環境省の対応に識者指摘 | 毎日新聞

    環境省職員が水俣病被害者側の発言中にマイクの音を切った問題を受けて、発言していた水俣病患者連合の松崎重光副会長(左)に頭を下げる伊藤信太郎環境相=熊県水俣市で2024年5月8日午後6時41分、平川義之撮影 環境省職員が水俣病被害者側の発言中にマイクの音を切った問題で、伊藤信太郎環境相は熊県水俣市を再訪し、被害者らに直接謝罪する事態に追い込まれた。 1日にあった伊藤信太郎環境相との懇談には、八つの患者・被害者団体が出席。司会の環境省職員は冒頭から「1団体3分程度」などと発言時間の制約を強調し、参加団体の中には、他団体が長く話せるよう自団体の持ち時間をあらかじめ譲るところが複数あった。 7番目にマイクを握った「水俣病患者連合」の松崎重光副会長(82)は、苦しみながら亡くなったについて「『痛いよ、痛いよ』と言いながら死んでいきました。(企業が)水銀を流さなければ、死ぬことはなかったろうと思

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  • 調書の矛盾「あいつは気付かない」 備忘録に残った取調官の言葉 | 毎日新聞

    毎日新聞が入手した捜査員の備忘録。取調官が「あいつは気づかない。調書をしっかり確認しないから取れちゃう」と述べたと記されている=2024年4月30日午前10時1分、遠藤浩二撮影(画像の一部を加工しています) 起訴が取り消された化学機械メーカー「大川原化工機」(横浜市)を巡る冤罪(えんざい)事件では、同社元取締役に対する警視庁公安部の取り調べの一部を裁判所が違法とした。当時、警察内部にもこの取り調べを疑問視する捜査員がおり、取調官(警部補)を問い詰めていた。毎日新聞は、その捜査員が書いた備忘録を入手した。そこに記されていた取調官の言葉とは――。 4回のやり取りが記された備忘録

    調書の矛盾「あいつは気付かない」 備忘録に残った取調官の言葉 | 毎日新聞
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2024/05/03
    人道的な責任感に欠けるアイヒマンそのものの心理。こういうクズを切れない警視庁もたいがいだ。
  • 例外規定が生む“ブラックボックス” 政策活動費は「合法的な裏金」 | 毎日新聞

    自民党政治資金パーティー裏金事件をきっかけに、国会で政治資金規正法の改正に向けた審議が始まりました。法律の抜け穴を塞ぎ、有権者が政治活動をチェックできるようになるのでしょうか。論点ごとにQ&A形式で記者が解説します。第2回は「政策活動費」です。 政治資金規正法改正の論点を、Q&A形式で全3回に渡って解説します。 1回目 連座制 2回目 政策活動費 3回目 政治資金パーティー 政治家個人に支出、使途は全て不明 Q 政策活動費が「合法的な裏金」になっていると聞いたことがあるけど、そもそも政策活動費って何? A 政党から政治家個人に支出される政治資金のことです。昭和から平成にかけて政界を揺るがした「リクルート事件」を受け、1994年の法改正で、企業・団体から政治家個人への寄付は癒着につながるとして禁止されました。一方、政党から政治家への寄付については、このルールを適用しないという例外規定が盛り

    例外規定が生む“ブラックボックス” 政策活動費は「合法的な裏金」 | 毎日新聞