内閣府の会議資料に中国国営企業のロゴマークが入っていた問題で、デジタル大臣に加えて規制改革担当大臣を務める河野太郎氏は3月26日、「自然エネルギー財団と中国の特定企業との間にどんなつながりがあったのか調査を始めている」とコメントした。 この問題は、再生エネルギーの規制改革を議論する内閣府の会議において、公益財団法人「自然エネルギー財団」で事務局長を務める大林ミカ氏が提出した資料に、中国国営企業「国家電網公司」のロゴが透かしとして混入していた。 ロゴ混入の理由について河野氏は「財団主催のシンポジウムに登壇された中国の参加者から引用したスライドが原因でこうしたロゴが入ったと聞いている。ロゴに有害な要素が入っていないことはデジタル庁で確認をした」と説明した。 そのうえで、内閣府の会議で構成員を務める大林ミカ氏の交代などを含め「そうした事実関係を調べたうえで対処方針を示したい」と述べた。