4月28日投開票された衆院東京15区補選で、小池百合子都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が擁立した乙武洋匡さん(48)の落選を受け、小池知事は30日、報道陣の取材に応じ、「なんとか勝ってほしいと思って応援したが、結果は本当に残念なものになってしまった」と振り返った。 国民民主党と都民ファの推薦を受けた乙武さんには、小池知事が連日応援に入り支持を呼びかけたものの、5位に沈む結果となった。小池知事は「街の反応は大変良かったが、票のつなげ方に多くの反省点があると思っている」と述べた。 都民ファの森村隆行代表も30日、都庁で記者会見し「政治とカネの問題が大きい中で、公約にも掲げていたが、受け皿とならなかった」と敗因を分析。荒木千陽前代表が出馬した2022年参院選に続き、国政選挙は2連敗となり、「有権者に何が響くのか、戦略の分析と見直しをしたい」と述べた。(渡辺真由子)